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日本のデザイン 美意識がつくる未来 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2011/10/22 |
| JAN | 9784004313335 |

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日本の未来について語ろうとすれば、誰もが微妙な表情を浮かべざるを得ない。産業が頭打ちになり、後発国に追い抜かれ、活路を見い出せない現代の日本に、希望はあるのか、と。しかし、それでもなお、他を上回るものがあるとすれば、それは日本の「美意識」ではないか。そしてそれはこの本のサブタイト...
日本の未来について語ろうとすれば、誰もが微妙な表情を浮かべざるを得ない。産業が頭打ちになり、後発国に追い抜かれ、活路を見い出せない現代の日本に、希望はあるのか、と。しかし、それでもなお、他を上回るものがあるとすれば、それは日本の「美意識」ではないか。そしてそれはこの本のサブタイトル「未来」が示すように、日本の過去を振り返ることではない。そして、タイトルの言う「デザイン」の本質とは、消費者の欲望をルーズに具体化することではない。「潜在する可能性を可視化し、具体的な未来の道筋を照らし出していくこと、あるいは多くの人々と共有できるビジョンを明快に描き出すこと」(「まえがき」)なのだ。日本文化の伝統から、「未来素材」としての合成繊維の可能性までを縦断し、美意識への欲望が社会を新しくしていくビジョンを語る。この刺激と希望に満ちた一冊を知らずに済ますのはあまりに惜しい。著者の名を受験界に広めた評論 『白』 がそうであったように、原研哉の著作は、どの章からも、どの行からも、発見があり、驚きがある。そして、間然とするところのないその文体を経験することは、ひとつの濃密な交響曲を聴く趣ですらある。◆さらに言えば、デザイナーによる著作はその多くが刺激的だ。それはおそらく、色彩、造形、空間、音響などを意識するその職業が、論理だけに頼った思考とは異なり、感覚経験から直観された発見に満ちているからではないか。「思ってもいなかったことに気づかされる」ということ以上に、読書の本質的な喜びがあるだろうか。〈K〉 紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉2014年12月号掲載
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「繊細」「丁寧」「緻密」「簡潔」、そんな価値観が日本文化の根底にある。 ありふれた日常空間の始末をきちんとすることや、それをひとつの常識として社会全体で暗黙裡に共有すること。美意識とはそのような文化のありように根づくもの。 地理的にも文化的にも、西洋とは異なる歴史を歩みながらも、...
「繊細」「丁寧」「緻密」「簡潔」、そんな価値観が日本文化の根底にある。 ありふれた日常空間の始末をきちんとすることや、それをひとつの常識として社会全体で暗黙裡に共有すること。美意識とはそのような文化のありように根づくもの。 地理的にも文化的にも、西洋とは異なる歴史を歩みながらも、戦後の西洋化による高度成長というある種の挫折を経験した日本が、いまこそ世界で機能する美意識を発揮できるとき。
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4の観光まで 幸いなことに、日本には天然資源がない。そしてこの国を反映させてきた資源は別のところにある。それは繊細、丁寧、緻密、簡潔にものや環境をしつらえる知恵であり感性である。6 快適さとは、溢れかえるほどのものに囲まれていることではない。むしろ、ものを最小限に始末した方が...
4の観光まで 幸いなことに、日本には天然資源がない。そしてこの国を反映させてきた資源は別のところにある。それは繊細、丁寧、緻密、簡潔にものや環境をしつらえる知恵であり感性である。6 快適さとは、溢れかえるほどのものに囲まれていることではない。むしろ、ものを最小限に始末した方が快適なのである。99 わかってはいるけど、なかなか断捨離できない。
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