パリ・コミューン(下) 岩波文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

パリ・コミューン(下) 岩波文庫

H.ルフェーヴル【著】, 河野健二, 柴田朝子, 西川長夫【訳】

追加する に追加する

パリ・コミューン(下) 岩波文庫

定価 ¥1,254

715 定価より539円(42%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2011/10/17
JAN 9784003349526

パリ・コミューン(下)

¥715

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/06/16

1871年「パリ・コミューン」に関する本で、単純に「パリ・コミューン」の史実を知りたかったのだが、最初の方はばりばりのマルクス主義者である著者の概論がつづき、ようやく半ばから史実の克明な描写に入る。 ざっと読んだだけだが、どうもこの「革命」はちゃんとした組織体の行動になっておらず...

1871年「パリ・コミューン」に関する本で、単純に「パリ・コミューン」の史実を知りたかったのだが、最初の方はばりばりのマルクス主義者である著者の概論がつづき、ようやく半ばから史実の克明な描写に入る。 ざっと読んだだけだが、どうもこの「革命」はちゃんとした組織体の行動になっておらず、計画性もないし、的確なカリスマも不在なので、あっという間に潰れてしまっても当然だったろうなあという気がする。 それにしてもフランスは、フランス革命からパリ・コミューン、「五月革命」といった「人民による革命」が続いた。20世紀のフランス知識人がみんな何らかの形でマルクス主義と対峙せざるをえなかったのは当然である。フランスは人民の思考と行動によって、国政を動かしてきた。だから「アンガージュマン」はフランス人にとって当たり前のテーマなのだ。 ずいぶん日本人とは違うな、と思った。現代フランスの思想を無理に日本人が真似してみても、どうにも様にならないのは、そういうわけなのだろう。文化が背負ってきた文脈が、まるきり違うのである。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品