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マンボウ家族航海記 実業之日本社文庫
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マンボウ家族航海記 実業之日本社文庫

北杜夫【著】

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マンボウ家族航海記 実業之日本社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2011/10/05
JAN 9784408550541

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2014/09/23

あとがきに、平成23年8月19日とある。 北杜夫が亡くなったのは、同年年10月24日、ほぼ絶筆であろう。 絶筆であっても、北杜夫のユーモアはたっぷりで、夜密かに、喉をひきつらせて笑ってしまった。まことにもって、偉大な人である。 その偉大な人が畏れおののいていたのが、北杜生の父...

あとがきに、平成23年8月19日とある。 北杜夫が亡くなったのは、同年年10月24日、ほぼ絶筆であろう。 絶筆であっても、北杜夫のユーモアはたっぷりで、夜密かに、喉をひきつらせて笑ってしまった。まことにもって、偉大な人である。 その偉大な人が畏れおののいていたのが、北杜生の父親の斉藤茂吉である。 先日、私は浅草寺を参拝した。斉藤茂吉の晩年、北杜夫が茂吉を背負って、浅草寺を参拝した写真を、上山の斉藤茂吉記念館で見た。その写真を思い浮かべながら参拝した。 写真の前で、少しの間、立ち尽くした記憶がある。偉大な人である。

Posted by ブクログ

2012/06/04

「マンボウ酔族館」,「マンボウ夢草紙」,「マンボウ夢のまた夢」を底本とした,マンボウ家エピソード集。 若い頃から晩年まで著者の視点から語られた家族の姿。だいたい時系列になっているのでマンボウ氏が家族とどう関わってきたのかが読み取りやすい。 マンボウ氏の文庫を買い求め,もっとも...

「マンボウ酔族館」,「マンボウ夢草紙」,「マンボウ夢のまた夢」を底本とした,マンボウ家エピソード集。 若い頃から晩年まで著者の視点から語られた家族の姿。だいたい時系列になっているのでマンボウ氏が家族とどう関わってきたのかが読み取りやすい。 マンボウ氏の文庫を買い求め,もっとも影響を受けた高校生の時に,あたりまえだけど存命していて,お孫さんと交流していたのかと思うと不思議な感じがした。

Posted by ブクログ

2012/01/13

『マンボウ航海記』と一緒に購入した一冊。 北杜夫氏の訃報を知ったからだ。 これは著者が59歳から84歳まで週刊雑誌に連載してきたエッセイの中から著者が選んで編集した文庫本で「あとがき」が…平成23年8月19日…軽井沢にてとある。 亡くなったのが同年の10月24日だからこの「あとが...

『マンボウ航海記』と一緒に購入した一冊。 北杜夫氏の訃報を知ったからだ。 これは著者が59歳から84歳まで週刊雑誌に連載してきたエッセイの中から著者が選んで編集した文庫本で「あとがき」が…平成23年8月19日…軽井沢にてとある。 亡くなったのが同年の10月24日だからこの「あとがき」が絶筆だった可能性がある。 そう思って読むと複雑な思いに捕らわれる。 いきいきと夫であり祖父であり躁鬱患者としての日常が描かれている。共感する部分や安心させてくれる所が多い。 苦悩を笑いに描く理性と分析力、客観視できていることに感心した。 ご冥福をお祈りします。(合掌)

Posted by ブクログ

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