ふじむすめ

歩田川和果(著者)

• 販売会社／発売会社: 廣済堂あかつき(廣済堂出版)
• 発売年月日: 2011/10/01
• JAN: 9784331900611

商品レビュー

2012/09/13

自分が邦楽を習ってる身なので、長唄という題材に惹かれました。
絵が独特で、線が多い。けれど、誰がどの台詞を言ったのかわかりやすく、
ぽんぽんと読めました。
ひさびさに気持ちのいいほのぼのBLが読めてよかったです。

個人的に題材やコマ割、CPがツボだった上に、
独特な雰囲気が好みだったので☆5つで。

2012/02/22

【BL注意：長唄社中・年下無愛想(?)フリーターx年上おっとり会社員。】

絵柄、吹き出し等の効果は独特で、恐らく好みで評価が二分される著者の３冊目。私は、独特の描線が好きです。
表題『ふじむすめ』は、主人公の恋の思い出に連なる長唄『藤娘』から。長唄のお稽古を通して、新しい恋が育まれていく様は、ゆるやかで心地よい。
一見とっつきにくそうな人物も、実は素直でいい子だったり、ラストまで気持ちよく読めます。ほのぼの系がお好きな方に。

2011/11/06

自分が感情をストレートに表してる漫画を読むことが多いからか、「えっえっそうなの！？どういうこと！？」ってなることが多かったです。杉森さんも斗馬も気持ちわかりにくいんだよｗ遠回りかっていう。でもそこがいい。ひとの気持ちってきっとこんなふうに分かりにくいというか分からせない・分かってもらいたくない・わかってもらいたいとか色々入り乱れてるんだろうなあとか考えてました。「なんだかんだ言いつつ結局は過去に自分を縛られてる杉森の壁」を、「わかりにくいけど素直な斗馬が飛び越えて壊した」って受け取りつつ、萌えるとかではないけど雰囲気とかも凄く好きなお話です。