王子様と灰色の日々(1) KCxARIA

山中ヒコ(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2011/10/07
• JAN: 9784063805406

商品レビュー

2012/04/28

これからどうなるのか！？

[ゴロー]

敦子は酒飲みの父親と二人暮らしの生活を支える為、援交まがいの事までしていた。ある日お金をせしめようとした相手から逃げるうち、お金持ちの3人組の男と出会い、その内の一人・至と敦子は双子のようにそっくりだった。父親に借金の為体を売るよう頼まれた敦子は家を飛び出したが、そのまま行方をくらませた至の身代わりをすることになり――！？

山中さんの作品はじんわりほのかに胸が温かくなるような優しさを感じます。親にろくな言葉をかけられずに育った敦子は、身代わり先で人にかけられる普通の一言が嬉しくて仕方ありません。遼の恋心も今後この作品の切な度を増しそうです！！

2021/08/30

色々とかわいそうなアツコが、健気に頑張る姿がいい。お金持ちのお坊っちゃんの家出によって身代わりをするなかで、助けたり思いやったりするような人間らしい触れあいや、幸せそうだと思ったお金持ちの家の暗部を知っていく彼女。
アツコに普通の人間関係がなかったのが、不幸なんじゃないかと思う。アツコの周りに一人でもいい人がいれば幸せになれると思う。
ただ、引っかかる所がちょっと多い気がする…
アツコが不器用なとこ多い割に身代わりがこなせる(そもそも男女差…)とか、イタルの家の料理人が意識低いとか、どら息子のわりに家出くらいで大騒ぎとか。

2017/07/15

無料アプリにて。
絵はあまり好みのものではない。けど何故か続きが気になってしまった。貧乏女子とお金持ち王子が入れ替わる。至はどこに行ったんだろう。女装が好きなのか、女になりたいのか。どんな人にどんな辛さがあるかわからないなぁと思った。不幸って決めるのは自分なんだろうな。遼は敦子の事好きになったのかな？そもそも主人公の名前敦子だって読み返さないと思い出せないくらい印象薄かった。