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人を育てる期待のかけ方

中竹竜二【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売年月日 2011/08/01
JAN 9784799310373

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商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2021/04/02

人それぞれ異なる。らしさ、やりたいことを見つめながら、期待をしていく。 vssマネジメント、1対1で関わる場合は活用できるかもしれない。 自分自身も、成功とはゴールの達成、成長とはそこに向かうまでの学びと得た力。だと認識して、価値づけしていこう!

Posted by ブクログ

2020/03/22

実践に基づいた人材育成の方法論。 「その人のスタイルに合った適切なゴールを設定しよう」というのが主旨だ。たくさんの成功例が掲載されており、「職場の後輩育成や子育てにも応用できる」としている。 読みやすいので、なんとなく素晴らしい手法のように思えてしまう。 だがちょっと待ってほし...

実践に基づいた人材育成の方法論。 「その人のスタイルに合った適切なゴールを設定しよう」というのが主旨だ。たくさんの成功例が掲載されており、「職場の後輩育成や子育てにも応用できる」としている。 読みやすいので、なんとなく素晴らしい手法のように思えてしまう。 だがちょっと待ってほしい。この本にでてくるたくさんの成功例は、どれも早稲田大学ラグビー部の部員の場合である。彼らは少なくとも上位10%に入るくらいの能力を持つエリートたちだ。 元々やる気にも能力にも満ち溢れている人に対して、この方法が上手くいったというにすぎない。「自分は○○ができない」「ダメなやつだ」みたいな自己嫌悪に陥ったりもしてるが、何というか、神々のたわむれ、ざれごとにしか思えない。 この筆者は分かってないのだ。世の中の会社の後輩や子供の中には、ほんとうにどうしようもなくやる気の無い子、能力の低い子というのが、実はそれなりに存在しているということを。その子たちには「その子のスタイルに合った適切なゴールを、話し合って決めよう」なんてこと自体が、そもそも成立しないということを。何一つ、自分の能力やスタイルというものを築いてこなかったし、築くことができなかったのだから。 巻末のスタッフの多さや、筆者自身が学習障害を持っていたことを考えると、どうも組織的に創られたストーリーとしか思えないんだなあ。早稲田大学OBが総出でマーケティングして作り出したサクセスストーリーではないだろうか。 要するに、この話に感動しても、実践にはまったく使えませんよ、ということだ。あなたが一流スポーツチームの監督ならいざ知らず。 VSSマネジメント、なんてのを嬉々として職場に取り入れちゃうトンデモ上司があなたの会社に現れませんように。

Posted by ブクログ

2020/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

6軍まである早稲田ラグビー監督の、チームメンバーひとりひとりの個別プロジェクトの思考と指針についての記録。 著者が提唱するVSSなるメソッドを説明した後は、選手と独自に立てた目標設定から達成までの道のりに真摯に向き合ってきたエピソードが続く。監督が練習を見ることができるのは1軍と2軍の一部に限定されている。なのにどうして全メンバーの個別プロジェクト管理が可能なのか、信じられない思いで読み進めた。 そしてこんな仮説が頭をよぎった。 ラグビーは相手チームの壁のわずかな隙をこじ開けるようにぶつかりながら、時に思いもよらない発想で創造的にゴールを目指す。当然、そのバリエーションは多く、柔軟性に富むに越したことはない。組織の中での自由度の高さと主体性の発揮具合がカギだ。そのプレーヤーの個性と、選手ひとりひとりの挑戦ストーリーが、ゲームでのゴールを目指す姿に重なって見えるのではないか?と。 ゴールへのイメージは細かく、イロトリドリで良いんだ。監督は、もし立ち止まっている選手がいたら、豊富なゲーム経験と育成経験からその選手に合ったゴールイメージを一緒に描いて、後押しし、期待し、見守る。 人間のコミュニケーションの限界人数は150人程度らしいが、著者にはラグビーと早稲田という住み慣れた環境で情報を圧縮し続けて、その限界を超えた世界を捉えているのかも知れない。ラグビーに詳しい人にこの本で描かれなかった部分を質問してみたくなった。

Posted by ブクログ

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