小学生の学力は「新聞」で伸びる！ 本当に「頭のいい子」に育てる新聞活用術

樋口裕一【著】

• 販売会社／発売会社: 大和書房
• 発売年月日: 2011/09/17
• JAN: 9784479392194

商品レビュー

2020/08/04

コロナ休校を機に、小３の子どもに私自身も購読していた子ども新聞を読ませてみましたが、一向に興味を持ちません。そんな中見つけた本書は、新聞を読む習慣の良いところを分かりやすくまとめた本でした。
自分は小学生新聞から新聞に入った訳ですが、本書では小学生でも一般紙の読みやすい記事から読ませた方が良いとされています。中でも、中学以降の入試を考えた場合には必須だそうです。私自身小学生の頃から新聞を読み、大学受験でそれが役立った実感があるので、内容に違和感はありませんでした。良い例が多く示されています。

自分が子どもの頃と今で大きく違うのは、そもそも親が新聞を読んでいるかどうかです。自分が子どものときは親も毎日新聞を読んでおり、大人が読むものへの興味の点からも新聞にたどり着きやすかったわけですが、今は自分含め一般紙を購読している大人が少ない中、子どもにどう新聞に興味を持たせるかが難しくなってきているのではと思います。
本書は2011年の出版なので、9年経っているわけですが、その点が唯一もう少し記載の欲しかった点でした。その他については、例題の時事が古いだけで、陳腐化している印象はありませんでした。

2018/10/14

新聞を先月止めました。読む習慣＆時間がないのと、ネットに掲載されている内容と大差がないので、まだ週刊誌のほうが有効化と思ったんです。

で、この本を読んだのですが、当然懐疑的に読んでいます。良く言われることですが、ネットやニュースと違って自分が主体的に読むから良いというのは、時代錯誤だと感じてしまいます。テレビはともかく、ネットも情報は膨大ですから、主体的に読まないと進めないと感じてます。

ただし、この本では新聞の特に投書欄をつかって、自分の意見を言える練習をしようとしています。一つの意見に対して、Yes意見とNo意見を考えていく。ようするに日本人が苦手なディベートの練習を習慣的にさせていくってことです。なるほど、これは他のメディアでは効果的な練習はできそうもありません。

それに、できればこういう能力は子どもにつけておいてもらいたいと思いました。ということで、又も新聞をとることになりそうな予感がしてきました。（笑）

2012/07/08

わたしの実家はいつも新聞やら週刊誌やらが積み上げられていて、わたしも気づくと新聞を読んでた。
今も新聞雑誌本とたっくさん山積みされてるのに、娘たちは新聞をあまり読まない（ ; ; ）
寝る前の音読は新聞にしようかしら。

上の子ちゃん、漢字のテスト勉強で「政党」「災害」が書けない。
新聞よめばぁ、と思っちゃう。

本の中から、良いなぁと思ったこと。
・スクラップは、YesNOで意見を書かせる
・家族新聞を作る。最初は一部分をこどもに書かせる
・書き方は、小論文型四部構成、問題提起、意見提示、意見の根拠説明展開、結論。このコツを小学生から掴めるなんてうらやましい、と、大学受験で苦労した母は思う。