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権力にダマされないための事件ニュースの見方
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2011/09/16 |
JAN | 9784309245614 |
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権力にダマされないための事件ニュースの見方
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
藤井誠二週間の一環。対談形式。正直、難しい話も多くて、自分だったらどうかな、と思うと答えも出せないような感じだ。死刑とか、ずっと結論は出ない。私が裁判員になったら受けるだろうか。タイトルでは~見方とあるけど、結局自分自身で考えるしかないのだ、ということが分かった。そりゃそうか。ただ、その考える手段として、ただマスコミが流す物を鵜呑みにするだけじゃなく、裏を読めってことだよな、と思う。でも今時みんなマスコミも信じちゃいないよね。多様な価値観が認められている、と言えば聞こえはいいけど。やっぱなんだかんだで日本は平和で安全な国だと思うけど、やっぱりぬるま湯につかってると思う。原発の被害に遭っている人たちに、安全だ、なんて言えないもんな。いかに自分自身の問題として考えられるかだな。
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所謂3.11後に報道・メディア等の在り方が大いに問われたが、これもその類の本。タイトルは「事件ニュースの見方」とあるけど、内容は「事件ニュースから考えられること」ではないかと思う。 構成は、全6章に補章が付いた形で、全章通じて大谷氏と藤井氏の対談形式となっている。 内容は、章ごと...
所謂3.11後に報道・メディア等の在り方が大いに問われたが、これもその類の本。タイトルは「事件ニュースの見方」とあるけど、内容は「事件ニュースから考えられること」ではないかと思う。 構成は、全6章に補章が付いた形で、全章通じて大谷氏と藤井氏の対談形式となっている。 内容は、章ごとに報道・警察・裁判員制度・死刑制度・検察・3.11その時、として分け、それぞれにどのような穴があるのか、そこをどのように埋めていくべきか、埋めることでどのように現状が改善されるかということが述べられている。 他の報道・メディア批判本と異なり、どちらかというと司法に重点を置いているように感じられた。1章で報道に関する問題を取り上げていたため、それまで読んでいた上杉氏や烏賀陽氏のようなスタンスの本かなと勝手に思い込んでしまった…。 裁判員制度に関わる「公判前整理手続」や、取り調べに関わる「可視化」の現状と問題など今まで気にも留めていなかったが、考えてもみれば自分だって裁判員に呼ばれる可能性はあるのだ。他人事でないはずなのに、この手の話はほとんど議論されていないことに気付かされた(皆が私のように他人事だと思っていれば、それは確かに議論しないかもしれないが)。 筆者らはメディアが東日本大震災を「第二の戦後」と例えることを挙げ、「第一の戦後」である太平洋戦争後に比べ復興、復旧が遅く感じるとし、その原因に現代日本人の「精神的遅れ」があるのではと指摘する。 さらにその「精神的遅れ」の多くを構築しているものは、「国家は何かをしてくれるもの」といった強い依存心を持つ国家観にあるとする。 その国家観を打破するための問題点を各章で指摘しているわけだが、私が気になったのは、その後の行動である。 どの時代でもどの国家にも少なからず問題はあるが、それをどのように変えていけばよいか。残念ながらそこまでの話は記されていなかった。
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