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もうダマされないための「科学」講義
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もうダマされないための「科学」講義
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商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
シノドス主催イベントの文字起こし…なのかな? 身の回りの「科学」との付き合い方、科学を通しての行政や政治との付き合い方、などなど。 科学だから正しい、ではない。批判的に見る目、考える心を。
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【目次】1章 科学と科学ではないもの 菊池誠/2章 科学の拡大と科学哲学の使い道 伊勢田哲治/3章 報道はどのように科学をゆがめるのか 松永和紀/4章 3・11以降の科学技術コミュニケーションの課題 平川秀幸/付録 放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち 片瀬久美子
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5人の科学者、サイエンスライターがそれぞれの立場から「科学」について語ります。 これを読んだから騙されないようにはならないですが、近年の「科学」周辺のトピックや考え方に触れる事ができて、面白く読めました。 それぞれ、印象に残ったことを覚書。 1.科学と科学でないもの(菊池誠)...
5人の科学者、サイエンスライターがそれぞれの立場から「科学」について語ります。 これを読んだから騙されないようにはならないですが、近年の「科学」周辺のトピックや考え方に触れる事ができて、面白く読めました。 それぞれ、印象に残ったことを覚書。 1.科学と科学でないもの(菊池誠) ・疫学的思考の重要さ。 例えば、「やった・やらない」「効果あり・効果なし」をクロスさせた場合、「やらない」×「効果なし」が、見落とされがち。 ・道徳を決めるのは、物質の性質ではない。歴史や文化。 2.科学の拡大と科学哲学の使い道(伊勢田哲治) ・科学はモード1からモード2へと移り変わつつある。環境学、情報学など。 モード2では、「問題解決」への有効性が大事。また、大学、自治体、企業など様々な主体との協同が不可欠。 ・科学か、科学でないかを主張の「内容」ではなく、「態度」で考えて判断する。科学の定義で外せないポイントは「信頼性」。主張が「信頼」を得るために、どのような手段を用いているのか。 3.報道はどのように科学をゆがめるか ・科学には不確実性が伴う。ゼロリスクにはならない。程度や量の考え方が大事。リスクとメリットについて、どこで折り合いをつけるのか。 4.3・11以降の科学技術コミュニケーションの課題 ・「トランスサイエンス」という領域。科学の分野ではあるが、科学だけでは解決できない領域が拡大している。 ・「欠如モデル」というアプローチ方法が時代にそぐわなくなっている。科学者が市民を啓蒙するというアプローチではなく、科学が伴う意思決定に市民が関わる場を。
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