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ねじれた文字、ねじれた路 ハヤカワ・ミステリ
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ねじれた文字、ねじれた路 ハヤカワ・ミステリ

トムフランクリン【著】, 伏見威蕃【訳】

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ねじれた文字、ねじれた路 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2011/09/10
JAN 9784150018511

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商品レビュー

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2026/02/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

「S」という文字のようにねじれているが、人はねじれをなおす生き方を見つける。変わった題名だが、Mississippiの片田舎の子供たちは「S]をこう習う。 ロサンゼルス・タイムズ文学賞を受賞 少年二人の友情と、それが壊れてからの長い年月がある。 25年後に再びめぐり合った二人の運命が、簡潔に接続詞を省いた文章で積み上がっていく物語。読みやすくひざびさに読後感のいいミステリだった。 偏狭な田舎町の人々の仕打ちを黙って受け入れるラリーの生き方と、その底辺にある黒人と白人という人種問題も重くなく理解できるもので、ミステリというジャンルを超えて、この物語に人種の違う二人は効果的だった。 ラリーの家にゾンビの仮面をかぶった男が侵入して至近距離から胸を撃たれた。 ホラー小説を愛するラリー・オットは41歳になった今、人里はなれた家に住み孤独で静かな一人暮らしをしている。父親から受け継いだ自動車修理工場を持っているが誰も来ない。その理由は過去の事件にあった。 一方、黒人のサイラス・ジョーンズは極貧状態で母親と逃げていたとき、見つけた小屋に住み着く。母はラリー家の召使になった。彼らは同じ学校に通い親しい遊び友達になった。 当時サイラスは野球の才能があり学校ではスターで、白人の女の子シンディと付き合っていた。 誘い合って映画を見に行くのを、ラリーが手伝った。だがその日シンディは帰ってこなかった。現場にいて誘拐したのではないかと疑われたラリーは、それ以後自動車工場に来る客もなく孤独に暮らしてきた。 サイラスは野球で大学に進学したが肩を痛め、海兵隊に入り、ついに故郷に戻ってきた。いまでは「治安官」とか「32」と呼ばれている。 ラリーにあうことはなかった、過去にはもう関心がなかった。だが新たな失踪事件がおき、ラリーが撃たれ、二人を結ぶ糸がまた繋がっていく。 ラリーは命をとりとめたが昏睡状態で、目覚める様子がなかった。 サイラスはラリーの病室の警護に当たり、過去に少しずつ近づいていく。子供時代サイラスと同じチームにいたM&Mも 川で死体になって見つかっている。 サイラスが大学に進学してミシシッピの田舎を離れた後は彼らは交わることなくそれぞれに人生を生きてきたのだ。 ラリーの母親はまだ生きていたが、痴呆が進み、たまに霧が晴れたようなときにだけサイラスを思い出し、サイラスの母のことも思い出す。 そして過去の事件の糸口はこの母の朧な記憶の中で見つかる。 このあたりから短い記述が一気に重みを増す。 サイラスは忘れていたあの頃の思い出や彼らの家族の生活が、次第に甦ってくる。 ラリーと一緒に過ごした子供時代を振り返ってみる。 そして過去の事件、新たに発生した事件、現在のラリーの事件が徐々に解決に向かう。 少年時代は遠くなっていたが、糸はつながっていた、静かに運命を受け入れてきた孤独なラリーの描写がいい、スポットライトを浴びた過去があり運命を切り開いていこうとしたサイラスもいい、この話はミステリだけではなく良質の文学の香りがした。 題名は小学校で書き方を習うときのSという文字のこと。

Posted by ブクログ

2024/04/03

アメリカの作家トム・フランクリンの長篇ミステリ小説『ねじれた文字、ねじれた路(原題:Crooked Letter, Crooked Letter)』を読みました。 ここのところミステリ小説はアメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- デ...

アメリカの作家トム・フランクリンの長篇ミステリ小説『ねじれた文字、ねじれた路(原題:Crooked Letter, Crooked Letter)』を読みました。 ここのところミステリ小説はアメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- デニス・ルヘイン、ジョージ・ペレケーノス、デイヴィッド・ロブレスキー絶賛。 アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作家が贈る感動のミステリ ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。 1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。 それから25年後。 自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。 そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。 だが、町で起きた新たな失踪事件が、すべてを変えた。 過去から目を背けて生きてきたふたりの運命は、いやおうなく絡まりあう――。 ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。MWA賞最優秀長篇賞、ハメット賞、バリー賞、アンソニー賞候補。 英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)にノミネート中の傑作ミステリ。 ----------------------- 2010年(平成22年)に刊行された作品です……小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 ホラー小説好きの内気な少年ラリー・オットと野球選手になれそうなほど才能ある少年サイラス・ジョーンズ……まったくちがう二人が育んだ確かな友情、、、 が、ある出来事を境に関係は断絶した……25年後、自動車整備士になったラリーは、住人から疎外され、孤独の中で暮らしていた。 そんな時、町の有力者の娘が失踪……ラリーに疑惑の目が向けられ、治安官になったサイラスは事件の捜査に関係していく、、、 かつての友との再会がもたらすその先には……。 25年前に未解決となった少女失踪事件と新たに起きた町の有力者の娘の失踪事件巧みに結びつけ、登場人物たちの複雑な人間関係と心理を深く掘り下げた物語……人種差別や貧困、冤罪といった社会的な問題を背景に、友情や希望、そして再生の可能性が描き出されていました、、、 少年時代の友情、過去から目を背けてきたふたりの運命……ラリーとサイラスの成長過程を丁寧に描写していることに感動しましたねー ミステリとしてのスリルとサスペンスを愉しみつつ、人間の弱さと強さ、そして運命の不思議さ、そして人生の選択や運命について深く考えさせられるヒューマンドラマとしても愉しめる作品でした。 深い満足感を与えてくれ結末も心地良く、好みの作品でしたね。

Posted by ブクログ

2022/09/15

しかしアメリカ人はこういうのが好きだなぁ~。 デニス・ルヘイン、ジョン・ハート…… 閉鎖的な田舎町、貧困、人種差別、レイプ、銃、酒、麻薬、家庭内暴力……。 ミシシッピの田舎で友人だった二人 白人でホラー好きで人付き合いの苦手な子と、黒人で母と二人シカゴから流れてきた野球好きの子...

しかしアメリカ人はこういうのが好きだなぁ~。 デニス・ルヘイン、ジョン・ハート…… 閉鎖的な田舎町、貧困、人種差別、レイプ、銃、酒、麻薬、家庭内暴力……。 ミシシッピの田舎で友人だった二人 白人でホラー好きで人付き合いの苦手な子と、黒人で母と二人シカゴから流れてきた野球好きの子。仲が良かったはずの二人がいつの間にか離れていく。 二人の距離が広がった少女の失踪から25年、再び事件が起こり二人は……。 25年前と現在が二人それぞれの視点で描かれ、最初の100ページは苦労した。 ミステリーではなく文芸小説だと思って、唐突に切り替わる時間と視点に慣れ始めると、独特の雰囲気の中、ドーンと沈み込み浸ることに……。 だからこそ、エンディングにちょっといいものがあれば、それで読書が救われる。

Posted by ブクログ

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