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シティズンシップ教育論 政治哲学と市民 サピエンティア20
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シティズンシップ教育論 政治哲学と市民 サピエンティア20

バーナード・クリック(著者), 大河原伸夫(訳者), 岡崎晴輝(訳者), 施光恒(訳者), 竹島博之(訳者), 大賀哲(訳者), 関口正司(監訳)

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シティズンシップ教育論 政治哲学と市民 サピエンティア20

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2011/09/09
JAN 9784588603204

シティズンシップ教育論

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2023/08/07

イギリスでシティズンシップ教育を作り上げた政治学者による本。普段はアメリカの研究者の本を読むことが多いが、アメリカとは違う、イギリスの価値観と空気を感じられて楽しい。他国を意識しながらアイデンティティを構築してきた古くからのグローバル国家、宗教迄も自らに取り込む強い王権の気配があ...

イギリスでシティズンシップ教育を作り上げた政治学者による本。普段はアメリカの研究者の本を読むことが多いが、アメリカとは違う、イギリスの価値観と空気を感じられて楽しい。他国を意識しながらアイデンティティを構築してきた古くからのグローバル国家、宗教迄も自らに取り込む強い王権の気配がある。教育は社会の価値観と密接に関係しているから、海外の研究を学ぶ上ではその国そのものを把握している必要があると思う。日本はアメリカやフランスに比べればイギリスにより近い要素を持っているので、イギリスでの取り組みは参考になる。 実践に関する内容ではなく、どのような教育が必要かという理念が説明されている。 書かれている内容はとても素晴らしい。問題は、これを理解できる大人がどれほどいるか、理解できたとして、実際に行動できる大人がどれほどいるか、行動できた大人がいたとして、それが実効的な教育になるのはどれほど困難かということにある。理念と実践の間には長い距離がある。現在日本でも科目「市民科」を設置する自治体があるが、実態がどのようなものなのかについて思いを馳せる。 市民の政治的無関心化、ワンフレーズポリティクスなど基本的な政治参加の課題についてもすっきりとまとめられており、理解しやすい。

Posted by ブクログ

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