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旅行く孫悟空 東アジアの西遊記
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旅行く孫悟空 東アジアの西遊記

磯部彰【著】

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旅行く孫悟空 東アジアの西遊記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 塙書房
発売年月日 2011/09/01
JAN 9784827312430

旅行く孫悟空

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2023/08/05

西遊記が日本だけでなく、ベトナム•チベット•モンゴル•満州、そして朝鮮半島でどのように受け入れられたかを詳述した『研究書』です。 西遊記研究は、岩波文庫版全10巻を翻訳した中野美代子さんの著作が複数ありますが、アジア諸国の受容史が詳述されている本書は、別の切り口で読みがいがありま...

西遊記が日本だけでなく、ベトナム•チベット•モンゴル•満州、そして朝鮮半島でどのように受け入れられたかを詳述した『研究書』です。 西遊記研究は、岩波文庫版全10巻を翻訳した中野美代子さんの著作が複数ありますが、アジア諸国の受容史が詳述されている本書は、別の切り口で読みがいがあります。 …ま、研究者もしくは西遊記マニア(そんなヤツお前しか居らんわ)向けの本です。そんな訳で、個人的にはすごく面白いんですが一般向けではないので⭐︎3つにしました。

Posted by ブクログ

2012/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中国四大奇書の一つで、日本で大人気の『西遊記』 実は日本だけでなく、東アジア全体でも人気があります(^O^) 中国における『西遊記』の成り立ちを、『三国志演義』の成立と絡めて明清代の出版事情から説明。 そして東アジア全体へ伝播してゆく過程を分析しています。 本来は玄奘のインド行きと帰国の話が、物語となって三蔵法師と沙和尚(沙悟浄)の話となり、そこへ孫悟空や猪八戒が加わった原因、遂には主役の変更(三蔵法師→孫悟空)の過程も描かれています。 ベトナム・タイ・モンゴル・チベット・満洲・琉球・日本への伝播の経路を国別に詳述していますが、鍵になるのはやはり仏教、そして中国の宮廷戯劇『昇平宝筏』のようですねw 図版も多く、古書のページや、挿絵もあって視覚的にも楽しめます。 孫悟空は可愛らしいお猿さんではなく、かなりドギツイ猿の姿です(^O^; 著者が20年ほど前に著した研究書をベースに、新説を加えて一般書にしたものなので、専門的なことが素人にも判りやすく説明されています。 欲を言えば、本来は胡人僧の姿をした人食い妖怪・沙悟浄が、日本で河童になった経緯をもう少し詳しく描いて欲しかったですね(;^_^A ニン、トン♪

Posted by ブクログ