- 中古
- 書籍
- 新書
物の怪 講談社ノベルス
定価 ¥880
¥220 定価より660円(75%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/09/08 |
JAN | 9784061827998 |
- 書籍
- 新書
物の怪
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
物の怪
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.2
11件のお客様レビュー
怪異な事件が起こり、博学で人嫌いで変人な鳶氏が解説してくれるという京極夏彦系ミステリー。 骨格は面白げなんだけど、探偵鳶氏の語り口が眩惑的というより人の話をこれっぽっちも聞いてないだけ、というくらい脈絡なく飛んで無理やり本筋へ繋ぐのであんまりスマートな印象を受けないというか。頑...
怪異な事件が起こり、博学で人嫌いで変人な鳶氏が解説してくれるという京極夏彦系ミステリー。 骨格は面白げなんだけど、探偵鳶氏の語り口が眩惑的というより人の話をこれっぽっちも聞いてないだけ、というくらい脈絡なく飛んで無理やり本筋へ繋ぐのであんまりスマートな印象を受けないというか。頑固な変人で付き合うの大変そう、というまあ話し手の解説どおりではあるのだけど普通は読者にとってはそれより魅力的に映るはず(…だよね?)。 あと短編という情報量の限界もあって、鳶氏の持つ知識と目で見た事実だけで隠された真相にまっすぐ辿り着かせるにはかなり頑張らないと作為を消すのが難しい。何を根拠に何を得て何を削ったのかの経緯が足りなくて、やや御都合感が見えるのが残念。
Posted by
猫田夏海は鬼払いの秘祭の取材で、鳶山久志らとともに瀬戸内の悪餌島を訪れた。その夜、神社で神事の準備をしていた女性が宝物の刀で惨殺され…。「洞の鬼」ほか全3編を収録。 主人公たちが動植物に詳しいという設定のためか、薀蓄が多すぎて辟易とした。作品のおどろおどろしい雰囲気は悪くないの...
猫田夏海は鬼払いの秘祭の取材で、鳶山久志らとともに瀬戸内の悪餌島を訪れた。その夜、神社で神事の準備をしていた女性が宝物の刀で惨殺され…。「洞の鬼」ほか全3編を収録。 主人公たちが動植物に詳しいという設定のためか、薀蓄が多すぎて辟易とした。作品のおどろおどろしい雰囲気は悪くないのだけれど…。 (D)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ6作目。 「眼の池」「天の狗」「洞の鬼」3篇からなるホラーテイストの短編集。 “人間を水中に引きずり込む河童” “空を飛び気まぐれに人を殺す天狗” “異形の姿ゆえに恐れられ退治される鬼” を題材にして、生物に関する知識を駆使しながら怪奇事件の謎を紐解いていく。 どの話も後味が悪く不気味な余韻を残して終わる。 何かに憑かれてしまった“人間”の、恐怖と悲哀を感じる作品。
Posted by