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宇宙太陽光発電所 新太陽光エネルギー社会と宇宙生存学が明日をつくる
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売年月日 | 2011/06/26 |
JAN | 9784799310168 |
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宇宙太陽光発電所
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
全然宇宙の知識がない人向け。半分以上が、これからのエネルギー資源について基本的な問題提起、宇宙開発史で占められている。残りの1/3くらいでようやく宇宙太陽光発電の原理等の話が出てくるが、詳しい事はこの本ではよくわからなかった。新しい発電方法について知る事が出来たのは良かった。
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著者の松本さんは京都大学総長で、人類がこれまで人工物を送った領域を研究対象にする宇宙空間科学(スペースサイエンス)が研究分野との事。 本書は、その松本さんのライフワークである宇宙太陽光発電所(Solar Power Station/System:SPS、宇宙空間にソーラーパネル...
著者の松本さんは京都大学総長で、人類がこれまで人工物を送った領域を研究対象にする宇宙空間科学(スペースサイエンス)が研究分野との事。 本書は、その松本さんのライフワークである宇宙太陽光発電所(Solar Power Station/System:SPS、宇宙空間にソーラーパネルを設置して発電。発電した電力はマイクロ波送電などで地球に届けるシステムの事)の研究を紹介した本・・・であるはずが、 本書に収められている全3章の内、SPSについての技術解説をしていたのが最終章の3章のみ。 1章と2章は人類の宇宙進出の必要性や米ソの宇宙開発の歴史、日本の宇宙開発の歴史、著者がこれまで行ってきた研究内容の紹介、宇宙開発における国策の重要性の指摘などが載っていました。 以下に簡単に内容紹介すると、 人類の宇宙進出の必要性を論じた1章では、地球人口100億人説を紹介しながら2050年には90億人になると見込まれている人類がこれから直面するであろうエネルギー問題、食糧問題、資源問題などを解決するにはSPSの開発を推し進め、人類が宇宙に進出するしかないと指摘。 そして、SPS開発において世界をリードしている立場にいる日本がこれに積極的に取り組み、日本人に誇りと自信を取り戻すべきと主張していました。 2章では、米ソの宇宙開発の歴史や日本の宇宙開発の歴史を簡単に紹介した後、著者がこれまで行ってきた研究内容の紹介とSPSとの出会いについて書かれていました。 また、宇宙航空分野では12~15年の間隔でイノベーションが起こっており、30年後にはSPSや宇宙工場などが実現されているだろうと予測。 そして日本の国際的地位低下を防ぐ為にSPSの開発を積極的に行うべきと主張。 最終章の3章でようやくSPSの技術的な解説が始まり、そのシステム全体の簡単な解説が終わった後は、SPSで使用が考えられているマイクロ波送電について解説。 #マイクロ波の安全性に関する解説やマイクロ波送電に使われる予定の技術の解説、宇宙空間でのマイクロ波送受信実験(MINIX)やマイクロ波給電により模型飛行機を飛ばしたMILAXの紹介など 本書の技術的な内容はこのマイクロ波送電の解説がメインとなっているのですが、それ以外にもマイクロ波送電の応用分野(道路に組み込んで電気自動車へ給電したり、災害時に飛行船経由でのマイクロ波送電の他、無線から電力をもらうユビキタス電源など)が紹介されています。 繰り返しになりますが、本書の技術的な内容は3章のマイクロ波送電の解説がメインです。 他は、人類の未来の為には宇宙進出が必要でその最初のステップとしてSPS開発を進めるべきと言う主張や SPS開発において日本が世界をリードする為にはセクショナリズムを廃し、国策に基づく積極的な研究開発を進めるべきとの主張が、手を変え品を変え繰り返されている内容でした。 本書には、正直、色々と突っ込みを入れられる箇所が見あたりましたが、簡単な数学と言うか算数レベルの計算で示された「現状のままでは人類に未来がない」と言う著者の主張はそれなりに根拠があるのではないかと思います。 本書の中で繰り返される著者の熱い主張。 これを扇動的な内容と受け取るか、真剣に受け止めるかで本書の評価は真っ二つに割れそうですね。 いずれにせよ、技術的な解説に期待して読むとがっかりするかも知れません。。。
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