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道具と機械の本 てこからコンピューターまで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/09/09 |
JAN | 9784000098892 |
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道具と機械の本
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
「科学道100冊2020」の1冊。 一見、子供向けの図鑑のように見えるが、なかなかどうして読みでがある。 現在広く使われている道具と機械のうち、200種ほどを取り上げ、原理・しくみ・はたらきをイラストで解説する。 ただ道具を羅列するだけではない。 ファスナーとピラミッド建設、歯...
「科学道100冊2020」の1冊。 一見、子供向けの図鑑のように見えるが、なかなかどうして読みでがある。 現在広く使われている道具と機械のうち、200種ほどを取り上げ、原理・しくみ・はたらきをイラストで解説する。 ただ道具を羅列するだけではない。 ファスナーとピラミッド建設、歯科医のドリルと水車、自動車のタイヤとパラシュートといった、まったく関係なさそうなものの奥に潜むつながりも紹介する。 ひとつの発明と別の発明を支える原理が実は同じだったりするのだ。 斜面、てこ、車輪と車軸、カムとクランク、滑車、ねじ、ばね、摩擦といった基本的な原理から、実にさまざまな道具が生み出されてきた。 道具というのは、かけた力の形や大きさを変えて、なすべき仕事にちょうどよい形や強度のものにするために用いるものである。直線運動を円運動に変えたり、その逆を行ったり、小さな力で大きなものを動かしたり、逆に大きすぎる力を小さい力に調整したりして、目的を達成する。 缶切りを使って缶詰を開けるのにさほど大きな力はいらないが、缶切りがなかったとしたら、ハンマーでたたき壊すか、のこぎりでぎこぎこやるか、いずれにしても大変なことになる。 例えば斜面の原理。ある重さのものを持ち上げる際、垂直に引っ張り上げるよりは、斜面を転がして上げていく方がはるかに楽なはずだ。但し、作動力では得をするが、持ち上げる距離は長くなる。それでも、斜面を利用した方が楽に仕事を達成できる。 この原理はピラミッド建築にも利用されたが、他にもこれを利用した道具は数多く、錠と鍵、斧・はさみ・バリカンなどの切る道具、鋤、ファスナーなどにも使われている。 それからてこの原理。てこは、支点・力点・作用点の位置関係を元に、大まかに3種類に分けられる。これを利用した道具といえば? すぐに思い浮かぶのは天秤ばかり、くぎ抜き、栓抜きあたりだろうか。ハンマーや釣り竿などもてこの原理を使用している。てこを組み合わせた道具には、掘削機や爪切りがある。おもしろいところではグランドピアノやタイプライターもてこの原理を使っている。 本書のもう1つの特徴は、そこここにマンモスが登場すること。 架空の国で、毛長マンモスを飼いならす試みが行われている。その国の人々は、大きな体や強い力を利用して、さまざまな仕事をさせようとするのだが、これがなかなかうまくいかない。挙句の果てに、マンモスも吹っ飛ばされたり押されたり大怪我をしたり、なかなかの波乱万丈ぶりで、ちょっと冷や冷やする。 独特のシニカルなユーモアである。 第1部:動きのからくり 第2部:水、空気、火の利用 第3部:波の働き 第4部:電気と自動制御 第5部:デジタルワールド といった構成である。 読み進めていくにつれ、道具というのはいろいろな物理法則をうまく利用して出来ているものなのだなと感心する。これはエネルギー保存の法則、これはパスカルの原理、これはベルヌーイの法則など。法則の名前が出てくるわけでもなく、数式も出てこないが、イラストを通じて直感でわかりやすく解説していて唸らされる。 著者もすごいが、法則に気づいた人、それを道具に利用した人、発展させていった人もすごい。 ちなみにこちらは「新装版」となっているが、オリジナル版は1988年に出ている。かなりのロングセラーである。 20数年前にたまたま原著の方を買っていて、「あの本の和訳なのか」と気づいて見比べてみた。 内容は大部分が同じで、2色刷りの部分がフルカラーになっているのが大きな違い。加えて、オリジナルは第4部までだったものが、コンピュータを深く解説する第5部のデジタルワールドが付け加えられている。ビットの作成から使用、GPSやコンピュータネットワークも解説している。 1998年、2004年と改訂版が出ているようなので、その際に付け加えられた部分だろう。 しかし、フロッピーディスクの解説もあるが、今やもう知らない世代も出てきているだろう。コンピュータのディスプレイもブラウン管形式なのか分厚い。このあたりは次の改訂版で削除・訂正されるのか。 いやはや、技術の進歩というのはすごいものである。
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図解の王様、デビッド・マコーレイの代表作と言ってよいだろう労作。 様々な道具や機械の働きを、用途や対象物ではなく動作原理によって説明する。なので、意外なものがほとんど同じ原理で動いていることを知ることにもなる。そして、人類が利用できる原理は限られている。 スケールも自由に行き来...
図解の王様、デビッド・マコーレイの代表作と言ってよいだろう労作。 様々な道具や機械の働きを、用途や対象物ではなく動作原理によって説明する。なので、意外なものがほとんど同じ原理で動いていることを知ることにもなる。そして、人類が利用できる原理は限られている。 スケールも自由に行き来するのがよい。 小さな電球が大きな建築のように説明されていたりする。 子供の時に読みたかったと、見るたびに思わされる。 子供に読ませたい。
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タイトルの通り、カギや自動車、パソコンといったありとあらゆる身の回りのものの仕組みについて解説した本。 ガチな説明とコミカルな絵のバランスが良くて、さらさらと読み進められます
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