日本のコピーベスト500

安藤隆, 一倉宏, 岡本欣也, 小野田隆雄, 児島令子, 佐々木宏, 澤本嘉光, 仲畑貴志, 前田知巳, 山本高史【編著】

• 販売会社／発売会社: 宣伝会議
• 発売年月日: 2011/09/02
• JAN: 9784883352401

商品レビュー

2025/01/14

広告コピーが好きでした。中高生のあたりは世の中の広告が元気でした。いま40代。背中を押されるようなエモーショナルなことばが、当時わたしの見る世界にはありました。
それは世の中の景気が良かったからだし、表現がいまよりずいぶん自由だったことも理由かな。ただ、ふだん目にする世の中に、自分の心が動かされるものがある感覚は、悪いものじゃなかった。

日本の広告黄金時代を彩った代表的なコピーが紹介されています。トップ10にはコピーライター先生の皆さんがコメントを寄せられており、端的なコピーにさまざまな切り口や背景が感じられ豊かな内容です。
個人的には索引にかなり引力感じます。コピーライター、そしてコピーに使われたフレーズがリスト化されています。これは表現の引き出しが広がる予感。

2022/08/14

何やら大げさなタイトルだけど、ただ色々なコピーが見られる本だと思えばいい。順位なんておまけなんですよ。でも知ってるコピーが上にあると嬉しくなったり。
コピーというのは、簡単なようでとてもむつかしいものだと、これを見てつくづく思った。時代の流れだったり、売らんがためのものだったり、そんなことも考えながら、端的に表さないといけない。ただ、ゆえに面白い。
たった数文字に、その時代の雰囲気が詰まっている。これからの日本に、名コピーと言われるものはできるのだろうか。楽しみ。

2018/05/11

中畑貴士さんや糸井重里さんなどの作った、印象深いキャッチコピーが多数記載されている。

コピーは時代を写す鏡だという事なので、何年に発表されたコピーなのかとか、時代背景の解説などもあれば分かりやすいと思った。パラパラ読む(眺める)にはいいと思う。