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ヴァージン 処女の文化史
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ヴァージン 処女の文化史

ハンナブランク【著】, 堤理華, 竹迫仁子【訳】

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ヴァージン 処女の文化史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2011/08/29
JAN 9784861823305

ヴァージン

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2023/03/25

 象徴として神聖視または特別視される一方で、そうであることにマイナスの印象を持たれがちな「処女」。処女はどのような過程を経て、この自己矛盾を獲得するに至ったのか。  長い歴史の中で宗教やイデオロギーに翻弄されてきた「処女」を様々な面から分析し、偏見(ファンタジー)を解体し、真実(...

 象徴として神聖視または特別視される一方で、そうであることにマイナスの印象を持たれがちな「処女」。処女はどのような過程を経て、この自己矛盾を獲得するに至ったのか。  長い歴史の中で宗教やイデオロギーに翻弄されてきた「処女」を様々な面から分析し、偏見(ファンタジー)を解体し、真実(リアル)を日の下に晒した、読む者が抱える女性性・処女性の価値観を大きく変える(かもしれない)好著。  第一部はセックス/SEXとしての処女を解剖学の視点から分析、第二部ではジェンダー/GENDERとしての処女を歴史学の視点から分析しており、その中で様々な偏見や幻想がどのようにして培われていったかを紹介し、それらが誤った認識であることを解説している。  分類としては西洋史だが、実際読むと処女にまつわる誤解は日本人も同じ誤解をしているのではないだろうか、と思われる記述がそこかしこにある。また、ポルノビデオやポルノコミックで多用される表現の根源と思われるものについても本書では言及されているので、性表現に興味がある人にもおすすめしたい。  イデオロギーや政治的思惑や宗教的価値観によって翻弄され拗られていく「処女性」を本書で見つめることは、あなたの内にある「性」にまつわるもやもやや誤解や疑念を解消するきっかけになるかもしれない。

Posted by ブクログ

2014/10/11

[ 内容 ] 多くの謎と迷信に包まれた、乙女たちの“汚れなき聖域”。 男たちを翻弄してきた、“処女”の秘密のすべてを明かす魅惑の文化史!男を惑わす神秘のヴェールを剥ぐ。 秘蔵図版多数収録。 [ 目次 ] 第1部 処女と身体をめぐる歴史(「あなたは処女?」―ライク・ア・ヴァージン...

[ 内容 ] 多くの謎と迷信に包まれた、乙女たちの“汚れなき聖域”。 男たちを翻弄してきた、“処女”の秘密のすべてを明かす魅惑の文化史!男を惑わす神秘のヴェールを剥ぐ。 秘蔵図版多数収録。 [ 目次 ] 第1部 処女と身体をめぐる歴史(「あなたは処女?」―ライク・ア・ヴァージン;処女という価値―それはいつから特別視されたか?;処女膜―解き明かされる「純潔」のヴェール;処女膜をめぐる医師と解剖学者の長き争い;処女と医学―治療対象としての処女/治療薬としての処女 ほか) 第2部 処女をめぐる文化史―純潔からエロティシズムへ(処女性の誕生―古代ギリシアからキリスト教まで;“天国”と“現世”―修道院と処女;非ヨーロッパ世界と処女性―植民地と処女;エロティックな処女―ポルノグラフィと欲望;処女性のパラダイムシフト―生まれ変わる「処女」) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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