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村上春樹の短編を英語で読む1979~2011
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/08/27 |
JAN | 9784062170307 |
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村上春樹の短編を英語で読む1979~2011
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「英語で読む」とのタイトルではあるが、内容はあくまで日本語の批評論集。 村上春樹というと、元ネタ探し、「謎解き本」が巷に溢れているわけだが、加藤氏の他の評論と同様本書はそうしたものから一線を画す。 序編は1Q84を視野に含めた「長編」の解題的な論考から始まるが、やはり本題は短編...
「英語で読む」とのタイトルではあるが、内容はあくまで日本語の批評論集。 村上春樹というと、元ネタ探し、「謎解き本」が巷に溢れているわけだが、加藤氏の他の評論と同様本書はそうしたものから一線を画す。 序編は1Q84を視野に含めた「長編」の解題的な論考から始まるが、やはり本題は短編小説を時系列に論じる部分。 冒頭に作品の年表が掲げられ、時代区分ごとに代表作が読み解かれていくが、その解釈は興奮の極み。寓話的テキストの背景に、実は学生運動、貧困、経済、地震、等々様々な要素と思索が連なっていくことが(「深読みしすぎ」批判をものともせずに)語られる。 圧巻は「象の消滅」「めくらやなぎ」辺りの論考で、評論でありながら胸に迫る感動がある。そうして、一作ごとにテーマがあぶりだされていくうちに著者の理解の全貌が立ち現われてくるという、連作評論にして長編推理小説のクライマックス的醍醐味をも存分に味わえる。 短編もカバーするような村上読者なら必読の一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹の短編を英語で読んだことがなくても全く問題なく読める。 日本文学を英訳で読む場合にどういった視角で覗き込んだらいいのか、その指南書として読んでみても、とても参考になる。 人称代名詞の問題であったり、同語違訳であったり、村上春樹作を訳者の眼鏡を通じて読み直すような試みが必要だ。 いや、むしろ必然的に要求されるのだろう。 七番目の男と、かえるくんと、品川猿、それから宮崎駿作品をつまみたくなった。 読欲を湧かせる評論こそ、読んでよかったと思えるものだ。
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