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幻想の平和 1940年から現在までのアメリカの大戦略
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幻想の平和 1940年から現在までのアメリカの大戦略

クリストファーレイン【著】, 奥山真司【訳】

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幻想の平和 1940年から現在までのアメリカの大戦略

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 五月書房
発売年月日 2011/08/27
JAN 9784772704922

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4

3件のお客様レビュー

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2014/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 台湾を中国に任せ、日本を自立・核武装させるアメリカの大戦略「オフショア・バランシング」とは? 米国政府を動かした“ネオクラシカル・リアリズム”の重要理論、待望の邦訳化。 [ 目次 ] イントロダクション 第1章 理論、歴史、そしてアメリカの大戦略 第2章 第二次大戦とアメリカ世界覇権の基礎 第3章 アメリカの大戦略とソ連―一九四五~一九五三年 第4章 西ヨーロッパにおける門戸開放とアメリカの覇権 第5章 ヨーロッパの封じ込め―アメリカの覇権とヨーロッパの反応 第6章 リベラルのイデオロギーとアメリカの大戦略 第7章 アメリカ一極時代の終焉 第8章 オフショア・バランシングという戦略 結論 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2013/05/05

覇権というのは国際政治の研究では重要なコンセプトではあるが、かなり定義をしづらい。 ディフェンシブ・リアリストたちは安全というものが国際システムの中に豊富に存在していると考える。なぜなら安全保障のジレンマはいくつかの構造的修正要因、特に大国のもつ軍事力の攻勢・防御バランスによって...

覇権というのは国際政治の研究では重要なコンセプトではあるが、かなり定義をしづらい。 ディフェンシブ・リアリストたちは安全というものが国際システムの中に豊富に存在していると考える。なぜなら安全保障のジレンマはいくつかの構造的修正要因、特に大国のもつ軍事力の攻勢・防御バランスによって調整されると考えている。 オフェンシブ・リアリストたちは国際政治システムにおける安全は少ないと考える。大国が安全を獲得するためには競争相手の損失をもとにして自分たちのパワーと影響力を最大化することを狙った拡大政策をとらざるを得ない。 アメリカは20世紀を通じて表向きはヨーロッパにおいて1つのパワー(ドイツ)が大陸を支配し、西ヨーロッパで地政学的にアメリカに挑戦して国家資源を動員してくるのを防ぐために、2つの大きな戦争を戦っている。 アメリカの大戦略は、もし同盟国たちがワシントン政府の安全保障の傘の下で安心できなくなると、その根底から崩れ去ってしまうものだ。もしアメリカのちいきの安定へのコミットメントに疑いが出てきてしまうと、今度は同盟国や友好国たちがアメリカのそれとは一致しない国防政策や姿勢を勝手にとるようになり、それによって我々が海外に持つ権益を守るうえで依存している、同盟国で構成されている連携の網を弱めてしまうのだ。 アメリカのリベラルのイデオロギーには、政治経済の門戸開放政策が平和と安定をもたらすと考えている。アメリカの派遣によって平和と安全を下支えしているのは、アメリカのハードパワー。 バランシングは本質的には相殺戦略。国家というものはパワーが過剰に集中した場合、そこに対しtえバランシングを行うものである。 覇権国のパワーの基礎が経済力にあることは間違いない。軍事力を築くための資源を供給するのが強い経済であるし、覇権国の支配的なポジションを維持するために必要となる強力な軍備を購入するとみを生み出すのが経済力なのだ。 オフショア・バランシングは責任を転嫁する戦略。 覇権というのは、それを求めてきた大国たちにとっては達成困難な目標であることが歴史的に証明されている。

Posted by ブクログ

2011/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 国際関係論の分野で「ネオ・クラシカル・リアリスト」という立場で精力的に発信されているクリストファー・レインさんによる、大戦略の理論書&提言書です。  アメリカが、世界全体を支配しようとする「地域外覇権」を否定し、自国周辺の西半球だけを支配し、それ以外の重要な地域(欧州、中東、東アジア)はその地域の国々で安全保障の主体的な担い手になってもらい必要な(新たな覇権国が誕生しそうな)とき以外はアメリカの軍事的な関与を一切なくす「オフショア・バランシング」という戦略を提言しています。また、アメリカの代表的な価値観である、政治的な門戸開放(民主化)と経済的な門戸開放(自由でオープンな経済活動)を世界に広めようとするウィルソン主義を批判し、そのウィルソン主義がアメリカを地域外覇権国へ駆り立てたと厳しく断じています。  あくまでもアメリカの大戦略についての提言書なのですが、結果的に『幻想の平和』の中で繁栄を享受してきた日本が「オフショア・バランシング」による米軍の全軍撤退によって、緊張が高まる東アジア周辺での安全保障の役割を担わ(責任転嫁)される将来を考慮しなければならないとも言えるわけで、国を預かる皆様にはその点を念頭に入れていただけたらと思います。  訳者である奥山真司さんが翻訳された、ジョン・ミアシャイマー著『大国政治の悲劇ー米中は必ず衝突する』、スティーヴン・ウォルト著『米国世界戦略の核心ー世界は「アメリカン・パワー」を制御できるか?』にも、「オフショア・バランシング」について書かれてありますので、興味のある方は手に取られてみてください。

Posted by ブクログ

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