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謝罪代行社(上) ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2011/08/26 |
JAN | 9784151792014 |
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
予備知識ナシにたまたま購入したが、大当りの作品であった。ドイツ人作家で彼のミステリ処女作とのこと、2011年の作品であるが、このミスはじめミステリランキングには載ってなかったようである、今年の対象なのか?とにかく面白い小説だった。 現代ドイツ、ベルリンを舞台にしている。主人公は男女4人の若者達、彼らが起した「依頼人のために謝罪を代行するサービス」謝罪代行社が事件に巻き込まれる。先の読めない展開に読者を休ませない一級のサスペンスであった。 構成として語り手の人称の変化が実に多彩である、主人公4人の他に「おまえ」「わたし」中盤以降「現場にいなかった男」と、やや混乱しがちである。さらに時系列も飛ぶ、「以前に起きたこと」「以後におきたこと」。「おまえ」や「わたし」が実は誰なのかは、終盤まで読みきれない。混在するパズルのピースを当てはめていく作業に読者は駆られるが、物語のスピード感に煽られて終盤まで一気に読み進めるしかないように思える。 色々な立場の人たちの思惑が交錯し、結果思いがけない事態を招き、さらに予想外の展開を生む。ヒッチコックが好んで使いそうな筋立てであった。 主人公達の「謝罪代行社」は宗教的見地から欧州では、日本とは違った意味合いがあるのだろう、そのあたりの事情、哲学を読み取ることは自分にはできなかったが、サスペンスとしての色を濃く映し出すことにおいては問題なかったと思う。 原題「SORRY」を「謝罪代行社」としたのにも出版元のセンスが感じられてよかった。
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4人の若者が立ち上げた謝罪代行社"SORRY"は成功をおさめるが、ある依頼をきっかけに歯車が狂い始める、、。次々と変わる視点、時間に最初はしっくりこなかったが、慣れてくると謎を残しつつも、先が読めない展開に次々と読み進められた。背景となる現代ドイツの事情も興味...
4人の若者が立ち上げた謝罪代行社"SORRY"は成功をおさめるが、ある依頼をきっかけに歯車が狂い始める、、。次々と変わる視点、時間に最初はしっくりこなかったが、慣れてくると謎を残しつつも、先が読めない展開に次々と読み進められた。背景となる現代ドイツの事情も興味深い。
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昔読んだ『シンプルプラン』(かなり売れて映画化もされた)がどうにも苦手だったので、そんなはずじゃなかったのに、というストーリー展開のものには身構えるようになっているのですがこの作品は特に苦手意識を持つこともなく引き込まれて読了。下巻の中盤から、どうやら思っていたのと違うぞこれって...
昔読んだ『シンプルプラン』(かなり売れて映画化もされた)がどうにも苦手だったので、そんなはずじゃなかったのに、というストーリー展開のものには身構えるようになっているのですがこの作品は特に苦手意識を持つこともなく引き込まれて読了。下巻の中盤から、どうやら思っていたのと違うぞこれってどう終わるんだろう、、、と思い始め、池上冬樹氏の解説文を読んで「なるほど」と思いました。大きな謎はちゃんと解けるけれど、起きたこと全てに対する説明が作品中でされるわけではないので、スッキリした種明かしを期待して読むと、肩すかしを喰らう人もいるかもしれません。「わたし」「おまえ」「現場にいなかった男」「クリス」「ヴォリス」「フラウケ」「タマラ」という、複数の視点から、「あいだにあったこと」「以前にあったこと」「以後にあったこと」という3つの時系列で書き分けられており技巧が凝らされた作品ですが、ビックリのどんでん返しのための技巧ではなくて、近しい人の死をどう受け入れるのかとか、人生における理不尽さとか、そういう作品のテーマを一層浮かび上がらせるための工夫、という感じでした。読み応えはかなりあり、読後はズッシリと重量感が残りました。面白かった!とは言いにくいけれど、展開は意外性に富んでいて、上巻〜下巻の頭くらいまでは、これはなかなか!と引きつけられて夢中で読みました。高校時代の友人同士で、謝罪代行のビジネスを立ち上げた4人が予期せぬ事態に巻き込まれる、というお話です。いろいろ考えさせられ、心がザワザワしました。
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