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生きる。 東日本大震災-生き残りし者の記
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本文芸社 |
発売年月日 | 2011/08/26 |
JAN | 9784537258691 |
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【東日本大震災関連・その23】 (2011.09.07読了)(2011.09.06借入) 東日本大震災の被災者の手記です。自宅(陸前高田)が流され、家にいた妻と次男は車で避難する途中津波に呑み込まれたらしく、行方不明。著者と長男、三男は生き延びた。 3月30日までは、避難所暮らし...
【東日本大震災関連・その23】 (2011.09.07読了)(2011.09.06借入) 東日本大震災の被災者の手記です。自宅(陸前高田)が流され、家にいた妻と次男は車で避難する途中津波に呑み込まれたらしく、行方不明。著者と長男、三男は生き延びた。 3月30日までは、避難所暮らし。それ以後は、公舎(大船渡)に移って、生き延びた三人で暮らし始めた。涙でかすむ目で読みました。 東日本大震災関連の本をだいぶ読んだので、もういいかな、と思いつつも、新しい本が出ると、つい図書館で借りて読んでしまいます。(これも一種のPTSDかもしれません。) 著者 工藤幸男 1955年、岩手県北上市生まれ 岩手大学教育学部卒業後、教職の道に 1986年9月、由美子さんと結婚 1987年12月、長男誕生 1990年4月、次男誕生 1993年4月、陸前高田市へ 1995年11月、三男誕生 2002年4月、高田町森の前に家を建てた 2003年4月、藤沢高校勤務 2006年4月、大船渡東高校勤務(国語科教諭) 2011年、長男は、中古車販売店に内定(震災の時、内陸の専門学校の寮にいた) 次男は、石巻専修大学理工学部二年生(震災の時は春休みで自宅にいた。) 三男、中学三年生(震災の時は、高田第一中学校にいた。ここは避難所になった。) 著者、大船渡東高校勤務、震災の時も学校にいた。地震のあと三陸道を使い高田に戻ろうとしたが渋滞がひどかったので、学校に戻って夜を過ごした。 著者の妻、主婦。震災の時は、次男と自宅にいたが、車で避難の途中津波に呑み込まれた。 ●どこに街をつくるか(36頁) さて、これからどこにまちを作るか。山を削って平らにして、その上に作るしかあるまいなどと話し合った。更地となった町内はどうするか。何の障害物もなしでは、また一気に津波が来る。 ●津波防波堤(38頁) 陸前高田市には、高田松原のヘリに、5メートルの津波防波堤があった。50年前のチリ地震津波を経験し、そのレベルの津波を防ぐという構想によって作った。 ●逃げ遅れた(47頁) 三時ごろまでは、車でも逃げられたらしい。そのあとで、車で逃げようとした人たちが、我が家の二人を含めて、遅れてしまったのだ。津波への動物的なカンのするどさの差が、生死を分けた。 ●命かモノか(57頁) 今回生き残った人たちに共通するのは、身一つでもとにかく逃げようとしたことである。モノにこだわった人は亡くなり、モノを捨てた人は生きた。 ●津波の写真(70頁) 「東海新報」のきのう付けの写真を見せる。高田病院の屋上から撮られたものだ。防波堤を超えた津波が田んぼの上を、道の駅の車もろとも、一気にこちらに向かってくる。まさかこれが四階まで来るとは、撮影者にも想像できなかったろう。撮ったのは副院長さん。 ●救援物資(84頁) 救援物資として、骨箱をいただき、小脇に抱えて坂を下った。 ●新しい生活(106頁) 住むところも決まり、生活していく基盤ができた。しかし肝心の、新しい生活を営む上での励みとなるパートナーがいない。家を失くしただけなら、「また二人でやり直そうよ」などと言い交せるが、それができないことの言いようのない無力感、脱力感。本当の被災者として試練は、実は避難所生活19日間の後から始まった。 ●がんばれない(161頁) 津波を目撃した人は、たとえ生き残っても魂を抜かれるなどとテレビで言っていた人がいたが、目撃はしないまでも、肉親と家を奪われてしまうと、お腹に力が入らないのだ。がんばれないのだ。 (2011年9月8日・記)
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