間違われた女 祥伝社文庫

小池真理子【著】

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2011/09/02
• JAN: 9784396337032

商品レビュー

2024/03/21

てっきりタイトルの「間違われた女」＝雅子を中心に最後まで進むのかと思いきや、彼女が途中でまさかのフェードアウト。単なる脇役に感じられた金物屋販売員・千世子が重要な鍵を握ってのクライマックスの展開は、意外性に富み、知らず知らずのうちに話へ引き込まれていた。この小説全体をリードするのが「間違えた男」＝秀実なのを考えれば、事実上の主人公は雅子ではなく彼と言っていいのかもしれない。全く本筋とは関係なさそうだったプロローグ部分が後半で絶妙な具合に絡んでくるなど、随所で小池真理子のストーリーテリングの上手さが光る一篇である

2020/05/17

めちゃこわきもちわるい。男の口臭やばそうがめちゃ伝わる。最後の方どきどきした〜。ストーカー男、大破してよかった

2016/12/06

小池氏はご主人の藤田氏と並んで好きな作家のひとりだ。
特に直木賞をとった'恋'などもう一度読んでみたい恋愛小説は何冊もある。
この作品は初期に書かれたミステリーだと認識しているが、時代が古いこともあり、読むことを躊躇していた。
が、ブクログ内での評価もまあまあだったので、ここにきて初めて手に取った。
→結果はうーーーーん。ツマラナイ
最後の方は斜め読みしてしまった。