からだと心の対話術 14歳の世渡り術

近藤良平【著】

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2011/08/16
• JAN: 9784309616698

商品レビュー

2023/10/01

テクニック分薄め、マインド分多め、かな。「悩みを誰かに伝えることが大事。それによってみんなで問題を共有して、一緒に考えることができる」

2017/06/22

「コンドルズ」とその主宰の近藤良平を私が知ったのはNHK『サラリーマンNEO』でサラリーマン体操なるものをやっていたのを観たときだった。近藤ははじめ南米で育ち、のち日本の中学校に入って文化的違和感を抱えた旨を本書でも記している。
そんな自身の生い立ちと近年行なっているワークショップでの経験をもとに、心の場・土台としてのからだについて論じている。たんに個々人本人のからだと心というだけでなく、むしろその場の相手とどう接するかというような対人関係がらみの話が意外なくらいに多い。知的に考えることはそれ自体の意義もある反面独我的に行き詰まりやすく、特にその都度の相手との関わり方はからだの反応を促すほうが無理がないということか。
巻末では身体論・ファッション論でも知られる哲学教授の鷲田清一と対談、鷲田は本文とはまた別の切り口、主に社会論的視点から専門用語抜きで手際よく論点を指摘している。筋道立てて理詰めで問いに答えるというより半ば自ずと感じるよう促すといった本でなかなかに示唆的と思う。中高生向けのレーベルといえどあなどれない好例。

2015/07/24

昔、コンドルズの公演を観にいったことがあるんだけど面白かったな～。そのコンドルズの主宰者である近藤良平さんが書いた「からだ」の本。わかりやすくてとってもいいです。ワークショップで行う具体的な方法も色々乗ってるけど試してみたいものがいっぱいあった。またコンドルズの公演観にいきたいな。