癌だましい

山内令南【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2011/08/06
• JAN: 9784163808208

商品レビュー

2021/04/14

標準治療を受けている私には「癌だましい」は読後感が悪すぎた。星1です。好きなものを口にする幸せだけで命を繋いでれば良かったのに。何で想いを作品に残したんでしょうか。分かりません。祖母以外の家族や職場で浮いてたけど食事があれば幸せ！とか言いつつ本音としては誰かに気持ちを聞いて欲しかったのかな？その気持ちを発散されるための食事？ってことなのかな？ちょうどグレイテスト・ショーマンの曲が流れてきて、「あ、これ観た時と同じモヤモヤ感だわ」ってなっています。

一方で「癌ふるい」は非常に分かりみが深い。同じ大丈夫？やお大事に。にも色んな意味が伝わってきちゃう。「現実を受け止めて前向きに考えられて強い」みたいなことわたしもよく言われるけど、みんな言われてるのかな？笑
「早く治るといいね」って優しい言葉ですら「ステージⅣに治るって概念ないんだよ」って思いつつ、ありがとうって返信してる私には9割方マイナスに聞こえる作中のメールでした、心が狭いのかな？（笑）

2021/01/19

ブクログに登録してなかったけど、読んだことのある本だった。

なんと感想を書くのか迷う。
いろいろのどうして？がうずまく。

2017/04/28

賛否両論あろうと思う。癌の治療をせず、本書を断筆として逝かれてしまわれたそうだが、作家としての生を全うする意義が必要だったのであれば、よかったですね、でいいのかも知れない。

共感はしないし、文学作品としてもそれほど感銘を受けなかった。正直なところ。ふだんほとんど読まないが、これを純文学というのか判断しづらい気がした。

図書館で30分で速読。記憶に長くは残らないだろうな。