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震災トラウマと復興ストレス 岩波ブックレット815
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震災トラウマと復興ストレス 岩波ブックレット815

宮地尚子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2011/08/12
JAN 9784002708157

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商品レビュー

4.8

12件のお客様レビュー

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2016/06/30

震災とその後の復興にも傷つき、ストレスだらけであること 被災者、支援者、傍観者それぞれのストレスについてわかりやすく説明 いろんな立ち位置での罪悪感を鋭く説明されていた   震災の意味、自分の人生に持つ意味を考えるとあるが、具体的に対策まではさらっと書いている

Posted by ブクログ

2013/06/11

▼東日本大震災は多くのトラウマ(心の傷)をもたらしました。「心のケア」の必要性についても、すでに多くの人が指摘しています。  けれど、震災からの復興がもたらす傷つきについては、あまり気づかれていないように思います。復興はよいもの、望ましいものと思われがちだからです。(p.2) ...

▼東日本大震災は多くのトラウマ(心の傷)をもたらしました。「心のケア」の必要性についても、すでに多くの人が指摘しています。  けれど、震災からの復興がもたらす傷つきについては、あまり気づかれていないように思います。復興はよいもの、望ましいものと思われがちだからです。(p.2) 宮地さんは、これまでの支援経験をもとに、「環状島」というモデルを使って、被災者と支援者との位置関係、そこに起こる葛藤や変化を説明する。とくに第3章の「支援者の位置」の話が、印象的。これは被災者との関係に限らない、「支援」という場でどこでも起こりうることだと思う。 ▼支援者が自分のこれまで未解決の問題や過去の人間関係を被災者に投影させたりすることもあります。…(略)円自己の不全感を満たそうという気持ちが支援者の無意識の中にあると、被災者を支配しようとしてしまうこともあります。被災者が自分の思いどおりに動いてくれなかったり感謝してくれなかったりすると、腹が立って被災者に批判的になるかもしれません。(p.30) 宮地さんが大学でトラウマの授業をするときに必ず見せるという二つの写真。 イラクのアブグレイブ刑務所で米軍によって行われた拷問で、「フードをかぶせられ、小さな箱の上に立たされ、手足にコードを結びつけられた捕虜」、そして「捕虜のすぐ前で猟犬が吠えている」という写真。コードには電気が通っていなかったし、犬は噛みつかない、そんなことに怯えていたのかと嘲笑されもするというが、こうした"疑似処刑"は有名な拷問の手法であると。 ▼暴力が「未遂」であれば、結果的には「無事」で「無傷」に見えます。けれど、どうなるかわからない状況に長くおかれていると恐怖や無力感は強まり、脳へのダメージは大きくなります。…(略)…  「無傷」「無事」というのは結果論です。身体的傷や物理的損害を受けなかったとしても、心は深く傷つくのです。(p.39) 無傷に「見えること」と、「深い傷つき」… だって、結局何もなかったんやろ?と、そういうようなことを自分自身が悪意なく言ってしまいそうだと思った。そして、そういう言葉がこれまでにもかなりたくさん発せられていると思った。 無傷に「見えること」は結果論でしかない。 疑似処刑は拷問の手法だというのが、「目に見えない、ニオイもしない、五感では感じとれない放射性物質が、もしかしたらおよぼしているかもしれない影響・被害」と重なるように思えた。そんなことに怯えていたのかと結果的には言える未来がくるかもしれないけれど、怯えて当然だったという結果があらわれるかもしれず、「どうなるかわからない状況に長くおかれている」ことのひどさが、考えれば考えるほど、胸に迫る。 (5/11了)

Posted by ブクログ

2013/04/06

被災地支援を知るために手にとったブックレットでしたが、読み進めるにつれて、別の「現場」でも応用できる考え方が紹介されていることに気づきました。 トラウマの中空構造に関しては、「語られないこと」をも大切にされていることが伝わってきて、胸がじんわりしました。 「環状島」について知...

被災地支援を知るために手にとったブックレットでしたが、読み進めるにつれて、別の「現場」でも応用できる考え方が紹介されていることに気づきました。 トラウマの中空構造に関しては、「語られないこと」をも大切にされていることが伝わってきて、胸がじんわりしました。 「環状島」について知ったのは、このブックレットが初めてでした。 「ウチ」と「ソト」に分かれていて、どこにいるかで感じることがまったく違うこと、 「仲間」になれるのは「ウチ」の人だけで、「ソト」の人は「味方」にはなれるけど「仲間」にはなれないことなど、 説明されると「ほんとにそうだ〜!」と、深く深く納得のいくことばかりでした。 「環状島」は「感情島」でもあり、「感情」の取り扱いで気をつけた方がいいことも紹介されており、 日々の支援活動で役立つ知恵をたくさん受け取ることができました。 こんなにも複雑で、センシティブな内容を、 こんなにもわかりやすく、すっきりと伝えることができることに、 とてもとても驚きました。 このブックレットを読むこと自体が、私にとってはややしんどい体験でしたので、すぐは読み返せないと思うのですが、心の元気が回復したら、繰り返し読み込んで、紹介されている内容をしっかり身につけたいと思います。

Posted by ブクログ

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