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歌集 椿夜
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歌集 椿夜

江戸雪(著者)

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歌集 椿夜

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 砂子屋書房
発売年月日 2001/06/01
JAN 9784790405702

歌集 椿夜

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商品レビュー

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2017/12/22

雨という激情と草のにおい 旅人の足跡 星を数えて 空を見て 雨を眺めるだけで 海に行ける 風の音と 星の光だけで 草原に行ける なんて素敵だろう 読むことが 幸せな言葉並びを追って 文字を駆け抜ける 一人は寂しい だから世界はいつだって美しい 日々のあるなかで あらゆるも...

雨という激情と草のにおい 旅人の足跡 星を数えて 空を見て 雨を眺めるだけで 海に行ける 風の音と 星の光だけで 草原に行ける なんて素敵だろう 読むことが 幸せな言葉並びを追って 文字を駆け抜ける 一人は寂しい だから世界はいつだって美しい 日々のあるなかで あらゆるものと繋がって 結びついて 心の揺れ動きを記す 心は孤独でも この空の中で どこまでも自由で きっと一人なんかじゃなくて 寂しさ一つが 命一つ分の気持ち ――あ、 雨…… 雨が降るだけで 物語 そんな思いを馳せられるように――なりたくて この腕で 何を抱きしめられるだろう 何を 抱きとめられるだろう 絡めて放さないで いられるだろう 未来を相手にするには あまりに短くて 今を確かめるには あまりに細くて 孤独に似た憎しみが手から零れていく 消えないように言葉に記すその世界を 空と重ねる あなたを許せなくても ここにはおいておけるでしょう 眠りという海原 目覚めという海岸 寂しさという海 痛みという波 目覚めという夜明け 海を近くに感じて 自分の中に海を想う 命が目覚める時に 波一つ 命が眠りにつく時に 波一つ 生まれて 消えていく 場所 海という 場所 子供という 命の塊の その軽さと 未来の持つ時の重さと 存在の 重さ/軽さ 天秤が傾く角度が示す 未来の長さと 生きているだけで 約束されたわけではない未来の 遥か彼方を想う今から伸びていく夢を辿るように

Posted by ブクログ

2014/05/23

雨の夜に耳もてあましとりとめのない明るさのメイルを送る 傷つかぬように笑ってゆびさきを触れてもそれはわたしではない 月が夜をむしばむときも愛すると告げくる君よ われの眼を見よ もういちど逢えるだろうか とうめいな雨銀箔となるビルの街 だれといてもつよくなるしかないわれ...

雨の夜に耳もてあましとりとめのない明るさのメイルを送る 傷つかぬように笑ってゆびさきを触れてもそれはわたしではない 月が夜をむしばむときも愛すると告げくる君よ われの眼を見よ もういちど逢えるだろうか とうめいな雨銀箔となるビルの街 だれといてもつよくなるしかないわれの枝が真夏の驟雨に濡れる 亡きひとの鞄の底のハンカチに雨に濡れたる記憶のこれり 夜とか雨とかがとてもよく出てくるので、すきなのかもしれない。

Posted by ブクログ

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