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会社のものさし 実学「読む」経営指標入門
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2011/07/23 |
JAN | 9784492532904 |
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
著者の本合暁詩という人は新日鐵でも働いていた人。メーカー勤務なら実務知識は得られそうだが、経営に必要な判断基準など養われるのだろうかと感じだが、国際基督教大学で博士を取り、法政大学で講師を務めた人物らしい。知らなかったが、そうした経歴は著書にも活かされている。 日本企業における...
著者の本合暁詩という人は新日鐵でも働いていた人。メーカー勤務なら実務知識は得られそうだが、経営に必要な判断基準など養われるのだろうかと感じだが、国際基督教大学で博士を取り、法政大学で講師を務めた人物らしい。知らなかったが、そうした経歴は著書にも活かされている。 日本企業における株式を持ち合う仕組みの中では、誰も株を売らない。株を売らないと決めているものだから、株価を気にしてもしょうがない。気にするのは配当だけ。1株当たり5円の配当というのが慣例になっていた。少し古い話だが、確かに1株5円という基準はそうだったのだろう。 企業が設備投資・工場建設などの長期的な投資を行う際の指標。回収期間と言う評価方法。NPVやIRRといった投資評価手法が一般的になる以前に広く使用されていた手法。営業活動そのものに注目するのであればROAの方が良く、株主資本に関するリターンに注目するのであればROEが使われる。これらの率で表される指標の宿命的な欠点は、度を超えたダウンサイジングや縮小均衡を促す可能性があること。 会社の尺度が一気に分かる。しかし、見る所と解釈のパターンが決まっているなら、何だかChatGPTに幾らでも聞けそうな気がしてきた。
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さまざまな経営指標を、それぞれが重視された時代背景と ともに説明している。 読んでいると時代とともに会社の物差しとして重要視される ポイントが変わってきて、それに合わせて様々な経営指標が 注目され、時には編み出されて重視されてきた歴史がよくわかる。 最後にもあるように、これを見...
さまざまな経営指標を、それぞれが重視された時代背景と ともに説明している。 読んでいると時代とともに会社の物差しとして重要視される ポイントが変わってきて、それに合わせて様々な経営指標が 注目され、時には編み出されて重視されてきた歴史がよくわかる。 最後にもあるように、これを見ておけば絶対というような 究極の指標なんてものはなく、その時に応じ、 目的に合わせて工夫して使っていくべきものだと理解できた。
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経営指標を日本の経営史の文脈で解説しており、非常に興味深く読めた。経営指標は無味乾燥な数値ではなく、その時代の要請が如実に反映されたものであることが理解できる。 経営指標の勉強を始める第一歩として非常におすすめである。
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