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妖琦庵夜話 空蝉の少年
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/07/23 |
JAN | 9784048741668 |
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妖琦庵夜話 空蝉の少年
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商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
「繊細さ」をあきらめない 3,4巻目くらいから俄然面白くなってくるよ!というみんみん女史のお言葉が腑に落ちる『妖奇庵夜話シリーズ』巻のニでした ちょっと稚拙な言い方になってしまいますが、このシリーズって要するに「キャラもん」なわけですよね キャラが前面に出てきて物語を引っ張る...
「繊細さ」をあきらめない 3,4巻目くらいから俄然面白くなってくるよ!というみんみん女史のお言葉が腑に落ちる『妖奇庵夜話シリーズ』巻のニでした ちょっと稚拙な言い方になってしまいますが、このシリーズって要するに「キャラもん」なわけですよね キャラが前面に出てきて物語を引っ張るタイプのシリーズなわけですよ なので、作者としてはキャラクターたちをしっかり描きたいんですが、この小説のターゲット層はあまりボリュームのある物語を好まないので時間的、空間的にかなり制約が生まれる そうなると普通はそれぞれのキャラに尖ったところを2つ3つ持たせてそこに焦点をあてて他は捨てるんですが、この作者はそれを頑なに拒否してる感じがするんですよね 尖ったところの裏側にある繊細さをきちんと描こうとしてるのがすごく良くわかるんです でもそれをやるとゲストキャラや物語の構成そのものに振り分ける分のページ数がなくなっちゃうので、全体がふわふわしちゃうんだよね きっと我が強いんだな だけどそこを犠牲にして積み上げた分が4巻目くらいでカチッと決まって余裕が生まれ、ゲストキャラにも「繊細さ」を与えられるようになると、とたんに作者の目指すところがブァァァっと表現できるようになるん違うかなと 面白くなってくるんやろな そんな大いなる期待を抱かしてくれました 読み続けますよ!
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「件」だった占い師が殺害された。 犯人と思われる男もまた、遺体となって発見された。 同じ家の中にいて生き残った占い師の娘・咲耶は、母が死んだことよりも、その死を利用して咲耶姫として注目されることばかり考えていた。 結局、行く当てののない咲耶は一時的に伊織の家で預かることになる。 ...
「件」だった占い師が殺害された。 犯人と思われる男もまた、遺体となって発見された。 同じ家の中にいて生き残った占い師の娘・咲耶は、母が死んだことよりも、その死を利用して咲耶姫として注目されることばかり考えていた。 結局、行く当てののない咲耶は一時的に伊織の家で預かることになる。 自分だけが大切で、自分だけを愛している咲耶は強烈だ。 特別な存在の自分は、誰からも大切にされ崇拝され、愛されるべき存在だと信じて疑わない。 ブログで彼女を擁護してくれるファンでさえ、彼女にとっては自分を飾り立てるための装飾品でしかない。 上手くいかないことはすべて他人のせい。 私は何も悪くない、私は間違っていない。 咲耶は、他人を見下すことでしか自分の存在を確かめられない。 本当は可哀相なのかもしれない。けれど、同情心は一切わかない。 本当に「件」としての能力を引き継いでいるのか。 伊織にはすぐにわかってしまうというのに・・・咲耶自身も「件」だという確信はないのだけれど・・・「件」という特別な存在は咲耶にとっては魅力的なのだ。 マメとテルのやり取りが心あたたまる。 特別に構えるわけでもなく、ただ純粋にテルに友人として接するマメ。 そんな二人をあたたかく見守る伊織たち。 青目の存在は不気味だけれど、マメにもテルにも幸せになってほしい。 いまさら咲耶の性格が直るとも思えないし、きっとこの先テルは苦労するだろうけれど、それでも思うように生きてほしいと思う。 単なる妖怪物語ではない。 中には、人が忘れてしまいがちな大切なことが詰まっている。 読みやすく、それでいて深い・・・そんな物語だった。
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シリーズ第二弾。 やはり薬屋を連想してしまうのだが、それは置いといて 一見関係のなさそうな個々の出来事が最後に繋がるという パターンだと思います。 伊織に執着する青目。これもまた違った意味の美形で女好き。 奴は黒い。とにかく黒い。が今回はミスを犯します。 そして妖琦庵の家令である...
シリーズ第二弾。 やはり薬屋を連想してしまうのだが、それは置いといて 一見関係のなさそうな個々の出来事が最後に繋がるという パターンだと思います。 伊織に執着する青目。これもまた違った意味の美形で女好き。 奴は黒い。とにかく黒い。が今回はミスを犯します。 そして妖琦庵の家令である夷やマメの妖人としての属性は 前作で語られているが、本作では伊織と青目の属性も 明かされます。 ちょっと予想外な事もあったけど、サクっと結末に向かう。 それなりに楽しめました。
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