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爆発星雲の伝説 ハヤカワ文庫
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爆発星雲の伝説 ハヤカワ文庫

ブライアン・オールディス(著者), 浅倉久志(著者)

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爆発星雲の伝説 ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1979/10/01
JAN 9784150103644

爆発星雲の伝説

¥220

商品レビュー

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2024/05/03

著者の作品は「地球の長い午後」しか読んでなかったのですが、最近になって大事なものを読みのがしてるのでは?という予感が強くなり読んでみる。60年代に発表された短編集なのですが、遺伝子的にも遠く隔たってもはや人間の原型をとどめていない遠い未来の物語だったりおとぎ話風の物語だったりとど...

著者の作品は「地球の長い午後」しか読んでなかったのですが、最近になって大事なものを読みのがしてるのでは?という予感が強くなり読んでみる。60年代に発表された短編集なのですが、遺伝子的にも遠く隔たってもはや人間の原型をとどめていない遠い未来の物語だったりおとぎ話風の物語だったりとどれも古びていない上に作風のバリエーションも多くていかに毎回新たな世界に挑戦しているかという姿勢に驚きます。SFといえども現在の課題だったり問題につながるテーマを扱ったものが多い中、オールディスは人間の理不尽な感情だったり不条理をあつかった普遍的なテーマの作品が多いのが古びない理由か。それでも魚の体に埋め込まれた人間の脳の断片はどんな体験をするか?なんて思考実験が普遍的かといわれるとちと違う気もするけれど、SF的な実験ではある。 姿形は変わっても心のうちは変わらないのか。レストランで会話もなく各々スマホを見入っているカップルが、おっさんには8本足で目が6個の異様な生き物に見えるこの頃、ありようは変わっても本質は同じということか。そういうことにしておこう。最後に「讃美歌百番」のすさまじいイマジネーションに圧倒される。 これを60年代にやってたのか〜オールディスすげー。やっぱり大事なものを読み逃してた。ここには成功体験をだらだらひきずるという姿勢はなく常に挑戦的。これはなかなかできないぞ。老害にならないように見習いたいものです。

Posted by ブクログ

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