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黒船屋の女 文春文庫
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黒船屋の女 文春文庫

栗本薫(著者)

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黒船屋の女 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1985/11/01
JAN 9784167290061

黒船屋の女

¥220

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2020/09/26

1985年文藝春秋発行の文庫本。文春文庫。解説では自律性を持たぬ、寄生木(やどりぎ)のような女を書いてみたいとして書いた、としている。しかし、ミステリーとしては周りの人物が際立て、肝心の女性はあまり目立たない。最後はこの女性がいないと成り立たないものの、途中まではこの人物がいなく...

1985年文藝春秋発行の文庫本。文春文庫。解説では自律性を持たぬ、寄生木(やどりぎ)のような女を書いてみたいとして書いた、としている。しかし、ミステリーとしては周りの人物が際立て、肝心の女性はあまり目立たない。最後はこの女性がいないと成り立たないものの、途中まではこの人物がいなくても成り立つような。駄作、失敗作として切り捨てるにはためらいはあるものの、作者に向かなかった方向性なのかもしれない。追記:大正時代のシリーズにはこのタイプの人物が登場してきちんとはまっているので、戦後にするのは無理だったのかも。

Posted by ブクログ

2012/02/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

栗本薫は、ミュージカルも手がける音楽家志向の作家だと思っていました。 本書を読んで、絵画にも造詣が深いことを知りました。 芸術家の一生について、これほど深くなおかつ、 戦後のどさくさについて、これほど傷ついた描写を読んだことがありません。 この傾向の作品が少ないことはとても残念です。 女性の登場人物が一人だというのも、栗本薫らしさなのでしょうか。 寺島次郎という登場人物が、伊集院、栗源薫らの登場人物と同様、 透明感があるのが、すごいとおもいました。 ミステリーとしての読後感も書きたいのですが、 ネタばれにならないようにはよう書きませんん。 楽しみに読んでくださいとだけ書かせていただきます。

Posted by ブクログ

2011/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古い洋館で暮らす、夢二の「黒船屋」を思わせる謎の女性。 その周囲で起きる連続殺人事件。 物語は彼女の妖しげな魅力を軸に、寺島の推理にて展開。 私はそれなりに楽しめましたが、時代から取り残されたような独特の世界や、物証による謎解きでない点など、好みは分かれるかも。 日常を離れた感覚を味わえるミステリー。再読。

Posted by ブクログ

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