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鳥 ハヤカワ・ミステリ775
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鳥 ハヤカワ・ミステリ775

ダフネ・デュ・モーリア(著者), 鳴海四郎(著者)

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鳥 ハヤカワ・ミステリ775

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1987/12/01
JAN 9784150007751

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2022/08/01

「The Apple Tree 」(1952) (短編集) から「鳥」「瞬間の破片」「動機なし」を選んで出版。 「鳥」 ヒッチコックの映画の原作、というくらい映画は有名だと思うが、鳥が人間を意志を持って集団で襲う、という状況を描く。映画より、風景が、空気の陰鬱さが強い。 まさ...

「The Apple Tree 」(1952) (短編集) から「鳥」「瞬間の破片」「動機なし」を選んで出版。 「鳥」 ヒッチコックの映画の原作、というくらい映画は有名だと思うが、鳥が人間を意志を持って集団で襲う、という状況を描く。映画より、風景が、空気の陰鬱さが強い。 まさか、と思うが、しかし現実に鳥は集団で襲ってくる、そして友人一家も無防備にやられた、その不安感の描写が秀逸。映画と違って、主人公は戦傷した帰還兵で農場で働くナット一家。ポツンと建っているナットの家で、幼い子供二人と妻、それぞれの不安感と、ポツンと建つナットの家、荒涼とした空、そこにいる鳥たち。1952発表だから、終戦後でまだ物の無い時代の様子がよけい、不安感を誘う。 解説で映画はアメリカに舞台を移したとあった。なにぶん前に見た映画だったので、それは覚えていなかった。 「瞬間の破片」 未亡人のエリス夫人はいつもの通り散歩に出て、家に戻ると別な人が住んでいた。番地は確かに夫人の家と同じなのだが・・ ただ、帰る直前自動車の急ブレーキに驚いただけなのに・・ 「動機なし」 これは悲しい物語。幸福な夫婦、もうすぐ子供も生まれようというある日、妻メアリーが銃で頭を撃って死んだ。検死の結果でも自殺とされたが、夫は真相を知りたいと私立探偵ブラックを雇う。ブラックはメアリーの過去を探るうち、メアリーの悲しい事実につきあたる。が、あえてブラックは「動機なし」と報告する。 実は東京創元社の「鳥」2000刊 という短編集を頼んだつもりが、早川書房のポケットミステリが届いた。巻末のS氏の解説では「林檎の木」には八篇の小説が収められているが本書はその中から三篇を選んだものである、とあった。奥付はいきなり第4版の印刷なのだが、ポケミス初版は1963.6.15のようだ。 横町の名探偵 早川ポケミスリスト http://kobayasi.on.coocan.jp/hm/hpb701.htm 1972.12.31第4版 図書館

Posted by ブクログ

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