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わが青春のアルカディア(上) コバルト文庫
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わが青春のアルカディア(上) コバルト文庫

尾中洋一(著者)

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わが青春のアルカディア(上) コバルト文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1982/07/01
JAN 9784086105019

わが青春のアルカディア(上)

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2023/12/17

昭和のアニメノベライズの良いところは、 「ノベライズ作者によるオリジナル要素」 「本編に出ていない設定の開示」 があるところだろうか。 平成令和の今なら「勝手な改変」「非公式設定」「二次創作の流用」と炎上するだろうけど、この昭和の自由な書き方は目くじらをたてなければ楽しいことこの...

昭和のアニメノベライズの良いところは、 「ノベライズ作者によるオリジナル要素」 「本編に出ていない設定の開示」 があるところだろうか。 平成令和の今なら「勝手な改変」「非公式設定」「二次創作の流用」と炎上するだろうけど、この昭和の自由な書き方は目くじらをたてなければ楽しいことこの上ない。 「こういう世界線の話」「ここではこういう設定」を楽しめるのは原作からして設定が自由奔放な松本作品ファンというのもあろうか。 エメラルダスの出自なんかは作者オリジナル要素だろう。 この時期は『1000年女王』でメーテル・エメラルダスの出自があらかた考えられていた頃だと思う。 トチローが三十四代目という設定はいくつかのムックで観たが、ハーロックについての代はないはず。(それよりも重大な設定が下巻にあるのだけど) ノベライズでは井口版を先に読んでいるが、あちらは本編に比較的忠実で、オリジナリティではこちらのほうが豊か。 本編では「どうしてこんなことを?」というのもフォローしているのも好感触。 ゼーダ司令の立場もきちんと描かれていて良い。 やや気になるなのはトチロー・敏郎の扱い、男の友情要素が薄いというところか。 男女の間柄にやや重点があるのが尾中版、といったところかな。

Posted by ブクログ

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