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時刻表タイムトラベル ちくま新書
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時刻表タイムトラベル ちくま新書

所澤秀樹【著】

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時刻表タイムトラベル ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/07/07
JAN 9784480066169

時刻表タイムトラベル

¥110

商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2014/11/06
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[ 内容 ] ネット検索が全盛の時代、もはや経路検索に利用されることが少なくなった時刻表。 それでも、読み物としての価値は薄れることがない。 昔の時刻表を紐解けば、過ぎ去りし日を思い出し、昔話に花が咲く。 相当悪かった列車内でのマナー。 懐かしき食堂車のカレーライス。戦前の海外までの連絡切符。 栄枯盛衰の夜行列車。 さあ、時をかける紙上の旅へ。 [ 目次 ] 昔の時刻表はタイム・マシーン―「はしがき」に代えて 第1章 タイムトラベル「列車編成」の巻 第2章 タイムトラベル「食堂車」の巻 第3章 タイムトラベル「戦前の鉄道」の巻 第4章 タイムトラベル「多層建て列車と夜汽車」の巻 附章 南宮崎から稚内へ、夜行列車だけで辿る列島縦断珍道中 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2012/10/14

どうせなら当時の時刻表の写しとか載せればいいのに。文字で読むよりその方がよっぽど分かり易いし、興味深いもの。著作権の関係とかで無理だったのかな。あと開業当時の東京駅をカッコ書きで新橋と付け加えるのに、どうして横浜駅は(桜木町)としないのかな。

Posted by ブクログ

2011/12/21

 初老のおじちゃんが,昔の時刻表を見ながら過去の鉄道旅行に思いをはせるという趣向。昭和の夜行列車,食堂車は記憶の中らしいが,さらに明治までさかのぼったりする。戦前は「時刻表」じゃなくて「時間表」。  大正末の「鉄道営業御案内」(原文正字体)は面白い。乗車のマナー,具体的注意を列挙...

 初老のおじちゃんが,昔の時刻表を見ながら過去の鉄道旅行に思いをはせるという趣向。昭和の夜行列車,食堂車は記憶の中らしいが,さらに明治までさかのぼったりする。戦前は「時刻表」じゃなくて「時間表」。  大正末の「鉄道営業御案内」(原文正字体)は面白い。乗車のマナー,具体的注意を列挙している。現代若者の乗車マナーの方がまともなのかも。「一三、裾を捲つて腿を出したり、肌襦袢一枚になつたり、婦人が細紐一つでゐたりすることはやめて戴きたい。」 「細紐」ってなんだろと思ったが,ちゃんと帯をしてねってことらしい。  荷物車,荷物列車の話。宅配便のないころは,国鉄の駅に荷物を持って行って,遠隔地に送ってもらってたらしい。経験ないけど,年配者にはノスタルジーみたい。荷物車は通常の乗客用列車に連結された車両,荷物列車は荷物専用の列車。  新聞輸送に夜行急行列車が大活躍していた。都市圏で刷られた新聞が,地方までくまなく届けられる。夜行急行が夜中も頻繁に停車していたのはそのため。新聞が主で旅客が従になるような路線も多かった。  日本の鉄道黎明期は,官営オンリーで拡大したのではなく,むしろ私鉄が主役だった。明治政府は財政難。華族の家禄や家財を資金源にすべく,政府は手厚い保護で鉄道建設を分担させた。そのはしりが日本鉄道会社。上野ー前橋,大宮ー青森はこれでできた。  昭和戦前の時間表は,国際的。植民地だった台湾,朝鮮の鉄道はもちろん,別の国だった満洲,中華民国,シベリア,欧州の鉄道も掲載する。新橋で,ロンドンまでの切符を買うこともできたという。敗戦後は,ちんまりと国内限定。著者は寂しがっている。  昭和30-40年代は分割併合列車が全盛期だったらしい。それ以前は本線と支線は別系統という考えが根深かったが,利便性を重視。気動車の技術進歩もそれを可能にした。しかし,民営化によって合理化が迫られ,平成にはいってからは激減。ここでも著者は寂しがる。  最後の章は6年前に筆者がルポした「夜行列車を乗り継いで日本縦断の旅」。自分でも言ってるがアホな雑誌企画だ。南宮崎から「彗星」「日本海3号」「はまなす」「利尻」を乗り継いで,四連泊で稚内まで。アホだ…。東京から南宮崎までも「富士」を使って行ったというから,実は五連泊。  この5つの夜行列車のうち,「はまなす」を除く4つが今はないという。著者はやはり寂しがっている。非効率,無駄なものをなくしていくのは,合理的なんだろうけどファンには腑に落ちないようだ。ちなみに同行のカメラマンは,取材終了後,「北斗星」で帰京したというから,六連泊だそう。  学生時代,列車で北海道にいったときに夜行列車「はくつる」に乗った。この列車も今はないようだ。あのときは確か二年続けて行って,翌年は「はまなす」に乗ったのも覚えている。カーペット車に雑魚寝したっけ。懐かしいな。

Posted by ブクログ

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