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放浪の画家ニコ・ピロスマニ 永遠への憧憬、そして帰還
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放浪の画家ニコ・ピロスマニ 永遠への憧憬、そして帰還

はらだたけひで【著】

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放浪の画家ニコ・ピロスマニ 永遠への憧憬、そして帰還

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 冨山房インターナショナル
発売年月日 2011/07/04
JAN 9784905194149

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2022/04/29

ニコ・ピロスマニという名を耳にして、 すぐにピンとこない人でも、 〝百万本のバラ〟に歌われているあの画家と言われれば、 あぁ、あの・・・となる人がたくさんいるはずです。 ニコ・ピロスマニは、 19世紀末から20世紀初めにかけて活動したジョージアの画家で、 〝放浪の画家〟〝孤高の...

ニコ・ピロスマニという名を耳にして、 すぐにピンとこない人でも、 〝百万本のバラ〟に歌われているあの画家と言われれば、 あぁ、あの・・・となる人がたくさんいるはずです。 ニコ・ピロスマニは、 19世紀末から20世紀初めにかけて活動したジョージアの画家で、 〝放浪の画家〟〝孤高の画家〟ともいわれ、 ジョージア国民ならだれもが知っている存在なのだそうです。 彼は美術教育を受けたことがなく、 独学で絵を描き続けました。 ですからその画風はアンリ・ルソーと同じ、 ナイーブ・アート(素朴派)に分類されますが、 実はその作品は 独自の技法を駆使したものであるということを 本書を読んで知りました。 ルソーはピカソやその仲間たちに認められ、 少々勘違いしてしまったきらいがありますが、 同じようにピカソや ソビエト美術界に認められたニコ・ピロスマニには 驕り高ぶったところは見受けられません。 彼にはもちろん 美術史に名を刻んでやろうなどという野望はなく。 ただ単に絵を描くことが好きだった、 絵を描けるなら他に欲しいものはない という人だったのではないでしょうか。 家を持たず、放浪しながら絵や看板を描いて、 それを一杯のワインやひとかけらのパン、 あるいは干し草の寝床と交換し、 生涯その日暮らしを続けた人でした。 あちこちで描いて回ったものですから、 いつしか町中に彼の絵があふれ、 町全体が彼の作品を展示する ギャラリーになったようなものです。 最期は狭い倉庫のような場所で、 ひとり寂しく息を引きとったそうですが、 絵描きとしては 幸せな生涯だったのではないでしょうか。 彼がジョージアの国民的画家となったのは、 亡くなった後のことです。 1969年にはパリで大規模な回顧展も開催されました。 その会場にマルガリータと名乗る女性が3日続けて訪れ、 ある絵を眺めながら涙をながしていたと言われています。 それ作品こそ『女優マルガリータ』というタイトルの絵で、 〝百万本のバラ〟の伝説のもとになったものです。 ピロスマニは、1894年に町を訪れた フランスの女優マルガリータに一目惚れ。 その想いのあかしとして全財産をはたいて町中のバラを買い占め、 彼女の泊まるホテル前の広場を花で埋め尽くしたといわれています。 このエピソードは、 アンドレイ・ヴォズネセンスキーの詩によって有名になり、 後に〝百万本のバラ〟として歌われるようになりました。 でも、この美しいエピソードの信憑性は定かではないそうです。 生涯清貧を貫いた画家にそんなことができたでしょうか? はなはだ疑問です。 生前のニコ・ピロスマニを知っている人たちは、 「彼の胸には天使がいる」 「彼の手からは善が表れる」 と言っていたそうです。 彼の絵は人々をいつくしむ愛の象徴といわれるほどです。 彼の絵の多くは、 食卓を囲むジョージアの人々や 農村風景、家畜や野生の動物たちです。 ジョージアの人たちにとって彼の絵は、 誇りであり、郷愁であり、 ジョージアの魂そのものといっても良いのではないでしょうか。 本書ではジョージアの歴史や、 ジョージアの人たちの国民性も知ることができました。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

2019/11/24

ピロスマニの全体像を知るための最適の本でしょう。 いつの日か、グルジアに行って、ピロスマニの絵を存分に見てきたい!

Posted by ブクログ

2019/10/16

放浪の画家といわれるように、1862年に生まれながらその詳細はあまり分かっていないようだ。 しかし、画家として故郷ジョージア(グルジア)では、英雄である。 「ピロスマニは、グルジア人にとって魂の大切な一部です」(p59)と日本在住のグルジア人は言う。 ピロスマニの書く絵は、独特の...

放浪の画家といわれるように、1862年に生まれながらその詳細はあまり分かっていないようだ。 しかし、画家として故郷ジョージア(グルジア)では、英雄である。 「ピロスマニは、グルジア人にとって魂の大切な一部です」(p59)と日本在住のグルジア人は言う。 ピロスマニの書く絵は、独特の可愛らしさ(特に動物)がある一方、どことなく物悲しさも感じる。 本書は、そんなピロスマニについて書かれている。 また、彼の書いた作品についての解説もある。

Posted by ブクログ

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