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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/06/30 |
JAN | 9784163805009 |
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商品レビュー
2.5
19件のお客様レビュー
「エロが物語世界から分離してしまった・・・ 」 平安末期、藤原公実の末子で祇園女御の養女であった璋子(たまこ)は14歳で、62歳ながらその荒淫で知られた白河法皇の寵姫となる。法皇の愛欲の手解きを受けながら、その孫の鳥羽天皇の后となり、のち国母にまで登りつめた平安最後の華、待賢門...
「エロが物語世界から分離してしまった・・・ 」 平安末期、藤原公実の末子で祇園女御の養女であった璋子(たまこ)は14歳で、62歳ながらその荒淫で知られた白河法皇の寵姫となる。法皇の愛欲の手解きを受けながら、その孫の鳥羽天皇の后となり、のち国母にまで登りつめた平安最後の華、待賢門院璋子の愛の物語。 60歳を越えている白河法皇のエロっぷりがあっぱれです。白河法皇発案、やんごとなき深夜の蛍プレイ。日の本一の権力者の性生活はもうなんでもありだったんですねぇ…(溜息) 孫のような少女を女にした白河法皇も凄いですが、彼に愛され尽くした璋子さんはその上をいっています。彼女は法皇にその愛の技の限りを教え込まれ、女性としては最上の性の悦びを与えられました。 これを読んでいると、性交はあくまでもテクニックの問題で、男性の年齢とか容姿とかはあまり関係ないのか?と改めて妙なところに感心したりして。もちろんそこに細やかで深い愛情があることでその喜びは相乗するのでしょうけれど。 すっかり法皇仕様の女体にされた彼女は、法皇の孫である鳥羽天皇の后となってもなお、呼ばれるがままに法皇のもとに通い、彼の思惑のままにあまつさえその子供を産むことになります。 「法皇さまがおのぞみなら…」って、そりゃ彼女の立場ならそうなるのでしょうけれど、そこには時代のせいだけではない、何か飼い慣らされた女の罪深い無垢さや男のために思考停止になった女の愚かさの臭いがしてしまうわけです。 そう感じるのは、本作品が平安の世が舞台の時代ものでありながらこと濡れ場のシーンになると、極めて現代ぽくなってしまっているためかもしれないです。千年前の男女が言わなかったと思うんですよね、「こんなの、初めて…」とか「ねえ」「やめて」「だめっ」とか。 几帳の向こうで行われている情事をのぞいてみたら、そこには老練なエロ社長と新人の女子社員が絡み合ってたみたいな。たとえばこれが源氏物語のように本物の古典であったなら、例の蛍プレイのシーンもさぞかし趣があったのではないでしょうか。 璋子と白河法皇の愛の物語は、官能的な小説で人気を博した著者には持ってこいの題材ではあったと思いますが、結果的にエロが物語世界から分離してしまっている印象が残りました。
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貧乏性なのでなんとか最後まで読んだけど、なんど止めようかと思ったほどつまらなかった。これは歴史官能小説という新しい分野の本だなw
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大河にアヤカってるよな……。 うっかり本屋で見つけました。 買ってはいませんが。 いや、買うつもりもありませんが。 一言で言ってしまえば 讃岐院が生まれる元の話。 一説に讃岐院は白河院のご落胤(この場合も落胤と言うのか?)という説が当時からまことしやかに流れていた...
大河にアヤカってるよな……。 うっかり本屋で見つけました。 買ってはいませんが。 いや、買うつもりもありませんが。 一言で言ってしまえば 讃岐院が生まれる元の話。 一説に讃岐院は白河院のご落胤(この場合も落胤と言うのか?)という説が当時からまことしやかに流れていたわけですが(鳥羽院は信じていたようですがね。で、それが保元の乱の発端になるわけだけど)、 それを小説にしてしまうほどの美談にするとはね! というのが素直な感想でしょうか。 大河にアヤカってるのでしょうが、その大河が史上最低視聴率を誇っているとかなんとか……。 アヤカりたくてもアヤカれないんじゃない? 図書館にあったら読んでもいいかな、という程度。 私は、崇徳院自身の話の方がよっぽど読みたい。 天狗上等! そうなってまで呪わずにはいられなかった崇徳院自身の内面の方がよっぽど涙を誘うぜぇ~?(笑)
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