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分類と目録
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分類と目録

鮎沢修(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本図書館協会
発売年月日 1995/10/01
JAN 9784820495116

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2013/06/08

図書館資料の組織化がテーマの本です。なぜ、この本を読んだかというと、ソフトウェアテスト要求分析において、テストの観点を分類することが大切なのですが、「分類」そのものに対する基礎的な知識が無く、断片的な知識で適当に行っていたからです。 区分と分類の違いとか、区分原理(区分の目安...

図書館資料の組織化がテーマの本です。なぜ、この本を読んだかというと、ソフトウェアテスト要求分析において、テストの観点を分類することが大切なのですが、「分類」そのものに対する基礎的な知識が無く、断片的な知識で適当に行っていたからです。 区分と分類の違いとか、区分原理(区分の目安となる性質のことで、区分原理は区分の目的によって決まり、2つ以上に分けられる)とか、区分法則があることは、吉澤正孝さんと一緒にコンサルをしていた時に教わってはいたのですが、そのうちに勉強しようと放っておいたというかサボっていたと言いますか、、、。 それで、図書館資料の組織化とは、まさに、「知識の分類」であり非常に参考になるのです。 ★★★ 区分とは「類概念をそれに従属する種概念に分けること」とあります。 要は、概念をツリーで整理する時の縦方向へ分解する方法のことです。 2つの概念が従属関係にある場合の上位概念を類概念、下位概念を種概念というのですが、この区分をどうしたら上手くできるのか。それを整理したものを[区分の法則]と言います。 [区分の法則] 1. 一貫性の原則: 各段階における区分原理はただ1つでなければならない。さもないと交差区分になる。 2. 相互排除の原則: 区分肢は互いに排他的でなければならない。 3. 一致の原則: 区分肢はすべての場合を網羅する 4. 漸進の原則: 区分は順序どおりに上位概念から下位概念へ進むべきで飛躍してはならない。 ★★★ 分類とは「区分を徹底的に行い、事物またはその認識を整頓し体系づけること」です。区分と似ていますが、具体的なものから抽象的なものへ進む過程を分類といい、抽象的なもの(上位概念)から具体的なもの(下位概念)へ進む過程を区分といいます。 といったように、基本的なことをしっかり学ぶことができてよかったです(後半は図書館資料の話なので退屈でしたが……)。 ちなみにタイトルにある「目録」の方は、分類された資料軍を取り出すために用いる記録のことです。分類されたものをどうやって引き出すか。たとえば、「宗教と経済」といった2つの主題を持った本をどのように分類して、どういった目録をつけたらよいか、こちらも知識の引き出し方の参考になる話しでした。

Posted by ブクログ

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