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マンモス・ハンター(上) エイラ 地上の旅人5
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ホーム社/集英社 |
発売年月日 | 2005/02/28 |
JAN | 9784834251098 |
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マンモス・ハンター(上)
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第一部の『ケーブ・ベアの一族』では、ネアンデルタール人の暮らしや、彼らとクロマニオン人の身体のつくりの違いなどが書かれ、第二部『野生馬の谷』では群れで暮らすはずのヒトが一人で暮らすための工夫や苦労などと、クロマニオン人の集団生活について書かれていた。 第三部は多分、初めてクロマニオン人の集団と暮らすエイラの戸惑いと帰属意識について書かれるのだろうと思う。 しかし、エイラができすぎ。 ひとりで生きてきたのだからしょうがないが、ネアンデルタール人の知識とクロマニオン人の発想力をかけ合わせた結果、誰も考えつかないようなことを実践してしまうのだ。 動物と暮らし、動物を手なずけること。 投石器という武器の改善と習得。 薬師としての知識。 そのうえたいそうな美人。 それに比べたら言葉がたどたどしいとか、歌ったり踊ったりが苦手なんてかわいいもんじゃないのっていうか、それすらもチャームポイント10割増し。 エイラはジョンダラーのことを心から愛しているように見える。 たとえジョンダラー以外の男をそれ以前に見たことがなかったにせよ、ジョンダラーが嫌な奴ならエイラは心を惹かれない。 ところがジョンダラーは、今までモテ男だったジョンダラーは、エイラを見るラネクの視線に動作に、それに対するエイラの態度に嫉妬しまくりなのだ。 こんな小さい人間だったのか、ジョンダラー。 気になるのは、ジョンダラーもラネクも、ほぼひとめぼれってこと。 美人すぎるエイラの内面をどれほど理解したうえで愛しているのかが、今のところ見えない。 しかもジョンダラーは内心、エイラが平頭の子ども(つまり畜人)を産んだということを生理的に嫌悪している。 これは越えられない障害なのか? エイラがラネクに心を奪われたのは、初めて見た黒人という、その一瞬で、その後は他の人たちと変わることなく接していると思うんだけど。 今のところ、狩のシーンはバイソンのみ。 圧倒的狩り巧者エイラ。 いやいやいや、運命の女性なのはいいとしても、そこまでスーパーウーマンにしなくても。 マムトイ族のライオン簇(むら)に受け入れられたのは、エイラの息子と同じくネアンデルタール人の血を引く子供がいたことと、最後の方で判明する、マムートという老咒(じゅ)法師が若いころエイラのいた氏族に助けられたという縁があったことによる。 この設定がこの先どう生きてくるのか、次が楽しみ。
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人ではなく、人々との出会い。 話す、笑う、歌う、踊るなどなどみんなでしたら楽しい。 そして人とかかわるうえでの面倒みたいなのもありました。、
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エイラシリーズの第三部の再開である。ジョンダラーという初めての同種族に出会ったエイラは、今度は初めての同種族の一族に出会う。エイラの目を通して、我々はクロマニヨン人の日常生活を垣間見るだろう。 亜北極の草原地帯で「マンモスを狩る者」の異名をとるマムトイ族は、空気を送り込むことの...
エイラシリーズの第三部の再開である。ジョンダラーという初めての同種族に出会ったエイラは、今度は初めての同種族の一族に出会う。エイラの目を通して、我々はクロマニヨン人の日常生活を垣間見るだろう。 亜北極の草原地帯で「マンモスを狩る者」の異名をとるマムトイ族は、空気を送り込むことの出来る炉を作っていた。それで骨をも燃料に使っていた。 或いは、熱を加えることで縦横に加工して出来た芸術的な穂先。時々にある宴で披露される即興的な歌や、伝説を歌い継ぐ歌詞。或いは花嫁料という制度。毛皮を上手く使ってシチューを作る。香辛料を腸に詰めて肉を料理するなど、既にさまざまな料理のバリエーションが考えられていたのである。 物語はゆっくりとしか進まない。エイラの目にするものは、全て我々にも驚き以外の何物でもないし、エイラとジョンダラーと黒い肌のラネクとの三角関係は、著者の趣味なのかもしれないが、微に渡り細に渡り描かれているからである。 2013年10月23日読了
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