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越前宰相秀康
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越前宰相秀康

梓澤要【著】

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越前宰相秀康

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/06/27
JAN 9784163806006

越前宰相秀康

¥220

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2023/03/26

秀康の感情が詳細にかかれているので入り込みやすく、時代背景も馴染みなのであっという間に読了。父親の家康には見向きもされず、養父となる秀吉は子どもができたら邪険にされ領主となる場所は余所者、邪険にされて不遇の人生なのに生き抜こうと、他人を思いやる気持ちもあって全然知らない秀康だった...

秀康の感情が詳細にかかれているので入り込みやすく、時代背景も馴染みなのであっという間に読了。父親の家康には見向きもされず、養父となる秀吉は子どもができたら邪険にされ領主となる場所は余所者、邪険にされて不遇の人生なのに生き抜こうと、他人を思いやる気持ちもあって全然知らない秀康だったけど機会があれば秀康の人生も覗いてみたい

Posted by ブクログ

2017/12/17

★2017年12月17日読了『越前宰相 秀康』梓澤要著 評価B+ 徳川家康の次男であった結城秀康の生涯を丁寧に綴った歴史小説。 この物語の本質は、父家康と子秀康の親子の相克と不信感が中心的なテーマとして描かれている。そして、結局、三男で凡庸だった秀忠が二代将軍となり、5万石の小...

★2017年12月17日読了『越前宰相 秀康』梓澤要著 評価B+ 徳川家康の次男であった結城秀康の生涯を丁寧に綴った歴史小説。 この物語の本質は、父家康と子秀康の親子の相克と不信感が中心的なテーマとして描かれている。そして、結局、三男で凡庸だった秀忠が二代将軍となり、5万石の小藩に養子で入った秀康は、関ヶ原の戦いの時の東国のおさえの総大将としての功績から上総10万石に加えて、越前68万石も加増され、大大名に取り立てられるも、それ以降各地の普請に駆り出されることで、体調を崩し、わずか34歳で世を去る悲劇となる。 家康の実子、秀吉の養子という立場であるがゆえに、それぞれの権力者のエゴ、人となり、冷たさ、狂気を間近に見聞きする形で、人物像と物語の厚みを増している。 長男信康が信長に殺され、次男の秀康が家康の世継ぎトップの筈にもかかわらず、出来が良すぎることからかえって警戒され、常に家康から遠ざけられ、大阪の秀吉にまで人質として養子縁組されて送り込まれてしまう。豊臣一族の養子は、その後秀吉の実子である鶴松、秀頼が生まれることから、次々と邪魔者扱いされて非業の死を遂げていくことになるが、幸いにして、辛くも秀康は、下総国の結城晴朝(はるとも)への養子として秀吉の元を離れることができた。時の権力者たる秀吉と家康の思惑のぶつかり合いから、秀康の人生は大きく左右された。結局、自らの思い、すなわち民の苦しむことのない国を作るという夢を実現できないままに終わる。越前に6年しか居られなかったにもかかわらず、領民から慕われた結城(松平)秀康は悲劇の宰相である。

Posted by ブクログ

2016/04/16

徳川家康の次男である結城秀康について書いた本です。 この本では、秀康双子説をとり、秀康の母であるお万の方が秀康を産むちょっと前から、秀康が死んで、高野山に祀られるまでが描かれています。 双子ということで忌み嫌われたり、怖れられたりしながら生きてきた結城秀康が唯一安らかに過ごせ...

徳川家康の次男である結城秀康について書いた本です。 この本では、秀康双子説をとり、秀康の母であるお万の方が秀康を産むちょっと前から、秀康が死んで、高野山に祀られるまでが描かれています。 双子ということで忌み嫌われたり、怖れられたりしながら生きてきた結城秀康が唯一安らかに過ごせたのが、結城家であったというのが印象深いです。 また、女性の著者らしく、秀康本人だけではなく、全編を通して、母であるお万の方や正妻である鶴子、側室であるおゆき、など女性が多く登場します。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-b538.html

Posted by ブクログ

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