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演歌よ今夜も有難う 知られざるインディーズ演歌の世界
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演歌よ今夜も有難う 知られざるインディーズ演歌の世界

都築響一【著】

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演歌よ今夜も有難う 知られざるインディーズ演歌の世界

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2011/06/27
JAN 9784582835304

演歌よ今夜も有難う

¥990

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2022/02/06

際物カタログみたいなものかと思いきや、 ものすごい熱意、バイタリティ、社会の状況の過酷さの中で継続する力に衝撃を受ける。 スナック、レコード店、地元のカラオケ大会や祭などのほか、 ちゃんとホールでのライブもある。 演歌のレコード1枚を作るのにかかる手間や金額は、 若者がライブハウ...

際物カタログみたいなものかと思いきや、 ものすごい熱意、バイタリティ、社会の状況の過酷さの中で継続する力に衝撃を受ける。 スナック、レコード店、地元のカラオケ大会や祭などのほか、 ちゃんとホールでのライブもある。 演歌のレコード1枚を作るのにかかる手間や金額は、 若者がライブハウスでライブをするのとはわけが違う。 カラオケに入ることが演歌にとって大きなウエイトになってるのも知らなかった。 何もかもスケールがいろいろと違いすぎて、 歌ひとつでここまでできる人がこんなにもいるということに驚く。

Posted by ブクログ

2011/11/20

演歌を歌う自分は二度目の人生みたいな人が多かったような。しかも一度目の人生もそんなに悪くなかったはずなのに…カラオケで歌いやすい歌を提供するか、カラオケで素人が手を出せない曲を歌うか…悩みもあるようです。カラオケで演歌歌う人口に比してプロが多い世界だと思いました。詩や短歌・俳句み...

演歌を歌う自分は二度目の人生みたいな人が多かったような。しかも一度目の人生もそんなに悪くなかったはずなのに…カラオケで歌いやすい歌を提供するか、カラオケで素人が手を出せない曲を歌うか…悩みもあるようです。カラオケで演歌歌う人口に比してプロが多い世界だと思いました。詩や短歌・俳句みたいに、作る人と読む人が同じくらいいる、みたいな世界?

Posted by ブクログ

2011/10/15

この本は、8月にいちど途中まで読みながら、返却期限までに読みきれずにいちど返したのだった。入れ替わりに都築響一の新しい本『珍日本超老伝』が図書館の書架にあったので借りてきたけど、こっちも途中までぱらぱら見ているうちに期限がきていったん返却。 もういちど『演歌よ今夜も有難う』を...

この本は、8月にいちど途中まで読みながら、返却期限までに読みきれずにいちど返したのだった。入れ替わりに都築響一の新しい本『珍日本超老伝』が図書館の書架にあったので借りてきたけど、こっちも途中までぱらぱら見ているうちに期限がきていったん返却。 もういちど『演歌よ今夜も有難う』を借りてくる。表紙のド派手なナリのおばちゃんが、じつにきもちよさそうに歌っている。「わたし、性格が素っ頓狂なんで、とにかくお客さんを驚かせるのが好きなの!」というみどり○みきさん。カラオケ喫茶のママ。 インディーズの世界は、べつにロックやポップだけでなくて、演歌の世界にもあるのだ。ただ、演歌の場合は、インディーズでCDを出すといっても、ロックやポップに比べてオカネがかかるという。 ▼自分で曲と詞を書いて、録音もして、ジャケットも自宅のプリンターで印刷して、その気になればいくらもかからずCDができてしまうロックやヒップホップとちがって、演歌や歌謡曲のCDを自分で作るには、数百万円単位の予算が必要になる。作曲家の先生、作詞家の先生、編曲家の先生、バンドマン、ジャケット撮影のカメラマン、それにCDのプレス代に、発売を委託するレコード会社への手数料(ポップスとちがって、歌謡曲の自主制作盤をきちんと扱ってくれるレコード屋は皆無に近いから、発売元のレコード会社がないと、現場で手売りするぐらいしか販売方法がなくなってしまう)…。たとえレコード会社が契約してくれたとしても、実態は「プレスした分、全部買い取ってください」という、ほとんど自主制作とかわらない場合が少なくない。(pp.18-19) 老人ホームや健康ランド、地元の夏祭りやレコード店で、時には路上で歌う、それぞれの人生が都築の筆で描かれる。窓際サラリーマンのかたわら歌う人、駅前で毎日歌う人、筋ジスを発症し車イスで歌う人、反戦をうったえて歌う人…。 ▼売れないことを「わかってない業界」とか「オレらのセンスについてこれない時代」とかのせいにするロック/ミュージシャンは、いくらでもいる。そういう"売れないアーティスト"のうち、いったい何人が、売れないまま20年以上も、自分でクルマを運転しながら日本中で歌ってきただろうか。…  だれかのために歌い、走り、しかしだれともちがう時間とスピードに生きている。"オン・ザ・ロード"という言葉は、こういう人のためにあるのかもしれない。(p.333) 都築響一は『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』以来、ときどき見つけて読んだり眺めたり。『夜露死苦現代詩』をまた読みたくなってきた。次はもういちど『珍日本超老伝』を借りてこよう。 (9/29了)

Posted by ブクログ

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