原子力も石油も必要なかった 宇宙エネルギーがここに隠されていた 昆虫学者が解明した天然自然の代替エネルギーの謎 超知ライブラリー66

ケイ・ミズモリ【著】

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2011/07/01
• JAN: 9784198631956

商品レビュー

2012/06/03

昨年(2011）は電力が不足するということで大騒ぎしましたが、今年も昨年と同様の対応をするのでしょうか。私が勤務している会社では、昨年同様に、６月１日から使用電力量を削減するために、残業の禁止（必要な人は早朝出勤を奨励）や空調運転時間の厳格化等が確認されました。

我々は当たり前のように電気エネルギーを電力会社から購入して、値上げにも抵抗できず、他の選択肢はないように思われますが本当にそうなのでしょうか。この本は天然自然の代替エネルギーの可能性について書かれています、ただし、圧力がかかるのでしょうか、肝心な部分は明確に書かれていないように思いました。ヒントはある昆虫がその仕組みを持っているようです。

私たちが今購入しているエネルギーが誰にでも無料で使えるのであれば、生活はかなり変わると思いますが、その一方で仕事を失う企業も出てくるので、簡単な問題ではないようですが、皆が幸せになるようなシステムが栄えると良いと思っています。

以下は気になったポイントです。

・本書は、キャラハン博士が昆虫学者という斬新な視点で古代遺跡や宇宙エネルギーを解説した業績を日本語で要約することにしたもの（ｐ１１）

・昆虫たちを引き寄せているのは、光とバナナの匂いの組み合わせから発せられるエネルギーで、昆虫たちは目や嗅覚を使ってではなく、振動する触角を使って、そのエネルギーに共鳴している（ｐ３５）

・キャラハン博士は、人工の発信機を用いて赤外線信号を再現させれば薬剤を使用することなく、昆虫の活動、特に農作物に与える害虫被害を食い止められると考えていた（ｐ３８）

・植物が害虫被害にあうのは、その植物の抵抗力（健康度）が弱まり病気になりやすくなっているからで、害虫が発生するから植物が被害に遭うわけではない、人間同様に、健康な植物は病気や害虫を寄せ付けない（ｐ４９）

・生物の多くは、可視光線よりも赤外線を必要としている（ｐ５０）

・電話やラジオの発明は1900年頃と考えられているが、天才マーロンが成し遂げた偉業が殆ど知られていないのは、ニコラ・テスラと同様に彼の発明が先進的で正当に評価できる科学者がほとんどいなかったから（ｐ７６）

・宇宙エネルギーを誘電体アンテナの使用で同調して取り込めば、エネルギー保存則に反することなく、効率的に自然エネルギーを活用できる（ｐ９９）

・ゴシック建築に見られる尖塔は、まさに昆虫の感覚子と類似している（ｐ１１９）

・科学者は、電界（電場）、常磁性場、電磁波（赤外線）を研究すべく実験によってそれぞれ分離して捉えてきたが、それらは分離して作用することはなく、本来分離できるものではない、動物磁気（生体磁気）と呼ばれる力を生み出そうと統合して協力し合うもの（ｐ１３０）

・無知な現代人によるハイ・ダムの建設により、少なくとも過去6000年の同エジプト人の生活を支えてきた農作物の収穫は落ち込み、多くを輸入に頼ることになった（ｐ１３５）

・1988年、ある昆虫（シベリアに生息する甲虫1100種のうちのどれか）のキチン質殻に反重力効果があることを発見した、反重力の作用する重力場に存在する物体が、部分的に、そして時には完全に黙視できなくなったり、知覚がゆがむ現象が起きた（ｐ１９６，２２６）

・かつて４ガウスもあったと言われる地球の磁気（地磁気）は、キャラハン博士が活躍した４０年ほどで約１ガウス、現在では約０．４ガウスまで低下している（ｐ２３３）

2012年6月3日作成