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歴史人口学で読む江戸日本 歴史文化ライブラリー324
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2011/06/22 |
JAN | 9784642057240 |
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歴史人口学で読む江戸日本
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
幕末の開港により北関東の人口が増えたというのが意外感があった。西日本の人口が増えたことが統幕に繋がったのかとと思っていたが、そうでもなかった。
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「歴史人口学」という、江戸期の「宗門改帳」をもとに様々な人口推計と考察を行う「学問分野」があることを本書で初めて知った。 「江戸期を通じて、日本の人口は3000万人前後だった」ということ、「鎖国という閉鎖社会での日本の養える人口はそのレベルだった」ということは知っていたが、本...
「歴史人口学」という、江戸期の「宗門改帳」をもとに様々な人口推計と考察を行う「学問分野」があることを本書で初めて知った。 「江戸期を通じて、日本の人口は3000万人前後だった」ということ、「鎖国という閉鎖社会での日本の養える人口はそのレベルだった」ということは知っていたが、本書ではいくつかの興味深い知見も散見する。 平均寿命がいちじるしく低いのは想像していたが、「男子が36.8歳、女子が36.7歳」、「10歳時までに約37%が死亡したと推計」とは、やはり過酷な社会だと思った。 また、東北地方の早婚には驚く。「女子の初婚年齢が12歳前後」とは、現在ではまだ小学生ではないか。 その理由を、本書は、「東北地方の過酷な寒冷気候のもとでは3世代所帯によって産年齢人口比率をつねに安定させる必要があったからである」とは、実に合理的でリアルな選択であるとも思えた。 しかし、本書は、江戸日本について考察しているが、「美濃の国西条村」「二本松藩」などの一部のデータのみでは、ちょっと物足りないように思えるし、「人口から見た幕末京都」や「改革や産業と人口との関連性」についても、もっと詳しく研究・考察すべきテーマはないかとも思え、ちょっと読後に不満が残った。
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歴史人口学という観点で、江戸時代を読み解いている一冊。 江戸時代を通して日本の総人口は大きく変動していない(3000万~3200万人)が、実はポイントポイントで人口を分析してみると、地域によって時代によって大きな動きがあったことがわかる。 各町村に残されている宗門改帳を読み解くと、いろいろと面白い事実が浮かび上がって来ている。 以外にも江戸末期には江戸の人口は減少傾向にあり、東北地方の人口増加が著しかった。 連続した長期間に渡って残されていた宗門改帳には構成家族のライフコースまで見えてきている。戸主が何歳で死んだとか、子供は何歳の時に結婚して子供を生んだとか、離婚したとか。 中部の村と東北の村でのライフコースも様子が全く違うことがわかる。 ちょっと面白い分析としては、死亡リスクについて姉の存在は死亡リスクが低いとか、直系家族内の男子のほうが、核家族内の男子よりも死亡リスクが低いとか、女性では姑と同居していると死亡リスクが高いとか、娘と同居している男親は嫁と同居している男親よりも死亡リスクが低いとか、また配偶者の有無でみると結婚したことのない人のほうが死亡率が高いなどなど。
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