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紀州藩の政治と社会
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 清文堂出版 |
発売年月日 | 2002/09/01 |
JAN | 9784792405267 |
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紀州藩の政治と社会
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『紀州藩の政治と社会』平成14年2002刊 p33.堀内氏善 新宮本拠。土豪より成長、織豊に安堵され大名化したが、勢力範囲は熊野水軍を構成する海岸沿いであり、内陸には及んでいなかった。→検地→【北山一揆(天正)】→近世体制に組み込まれる p35.【北山一揆(慶長)】藩主浅野長晟への不満から起きた。新宮領主浅野忠吉が大阪冬の陣で留守にした隙をついた一揆だったが、浅野氏は「庄屋の妻子を人質にとって周りに柴を積んだ大きな小屋に閉じ込め、謀反があったら火をかけられる状態」で出陣していた。 また、一揆勢力も山間部土豪だけの部分的なもので連合を広げられらなかった。山間部と違い、海岸部はすでに長く権力の庇護をうけており、経済的政治的基盤が大きく違っていた。 p36.鎮圧されたものの幕府に与えた衝撃は大きく、家康は新宮城を「一国一城令」の例外としている。また頼宜入国後は、抑えとして、新宮に水野氏、伊勢田丸には久野氏を配している。 p37.【浅野幸長】五奉行の浅野長政の息子。関ケ原で家康を支持。西軍に組した堀内氏善の後、家康より紀州藩37万余を与えられた。 ↓ 堀内氏・杉若氏(田辺)・熊野三山などの勢力が入り混じった、中世的群雄割拠 ↓ 紀伊国総検地(高野領はのぞく) 牟婁郡支配完遂p38 ①検地は役人の指示を受けた庄屋(土豪)が実施。一方、費用は負担させ、百姓には定書もだしている。 ②田辺と新宮に家臣を置き代官的役割をさせた。(合わせると牟婁郡の半分近く) 「熊野地方は和歌山から遠隔の地にあり、 しかも古くから様々な勢力が錯綜して複雑な風土を作っていた」・・ので分割して統治を試みた p38.浅野氏広島へ→【徳川頼宜】 紀伊藩は外様から親藩へ ↓ 浅野氏の領地支配方法を踏襲。より広域に、より徹底的に e.g.海岸防備対策としての遠見番所の所轄 一円支配で地域性を解消しつつ、 分割制できめ細やかな支配を ★まとめp41 佐藤信淵(【幕末】期の思想家 出羽国:山形秋田)に、紀州の特色として 「高野山をはじめとして雑賀.根来.日高.熊野等広大な寺社領数多ありて、境内過半は国家の用を為さず‥」 と言われている。 九鬼.堀内→秀長→浅野氏→頼宜 で、なんとか統治のかたちに持って行った。 (※秀長は、紀伊とあわせて大和も統治しており、そのとき吉野と熊野の一体化がすすんだ (北山一揆もその流れか?)) 2)徳川光貞:二代藩主
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