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それぞれの奄美論・50 奄美21世紀への序奏
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それぞれの奄美論・50 奄美21世紀への序奏

南海日日新聞社(著者)

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それぞれの奄美論・50 奄美21世紀への序奏

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター
発売年月日 2001/05/01
JAN 9784931376489

それぞれの奄美論・50 奄美21世紀への序奏

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商品レビュー

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2013/12/16

奄美の本を読めば読むほどわからなくなることがある。奄美の人々はなにを追い求めているのか?琉球、薩摩、明治政府、アメリカという支配された時代の苦難、ヤマトになりきれない葛藤、補助金頼りの島の経済、開発で消え行くもののそれでも貴重な自然と文化。そういった表面的な奄美は見えてくるが、奄...

奄美の本を読めば読むほどわからなくなることがある。奄美の人々はなにを追い求めているのか?琉球、薩摩、明治政府、アメリカという支配された時代の苦難、ヤマトになりきれない葛藤、補助金頼りの島の経済、開発で消え行くもののそれでも貴重な自然と文化。そういった表面的な奄美は見えてくるが、奄美の人々が内面に持つ、奄美の今後の在り方は一体どういった姿なのか? この本は南海日日新聞に2000年1月1日から12月26日まで48回、48人にが論じた、21世紀に向けてのそれぞれの奄美論だ。その論はそれぞれの立場で多種多様である。やはり奄美全体の共通項的な21世紀の奄美というものの姿は見えて来ない。しかし、それぞれの立場から論ぜられる奄美論はどれも力がある。 つまり、奄美が今後奄美として生き残り続けるためには、統一された共通項などで進むのではなく、個々人の努力の積み重ねでこそ成せるのではないか。「てげてげ」という言葉が奄美にはあるが、急進的に変わっていくのではなく、個々人がてげてげで努力し、奄美の良いところを伸ばして、21世紀に残していくべきではないのか。 そして、それは奄美だけに言えることではなく、ヤマトも、そして世界も、そういった新時代に向かって行っているのではないか。奄美こそが現代社会のミニチュアではないのか、と、この本を読み終えて実感した。

Posted by ブクログ

2010/01/22

かなり興味深い本でした。奄美は大和と琉球の淵というところから僕が感じていた二重の周縁性を指摘している論者もいたし,そもそも「奄美」は主体たり得るのかという問題提起もあった。確かに,「奄美」がどこを指すのかはときに曖昧であり,群島南端の与論島と奄美大島では,大和及び琉球との距離感は...

かなり興味深い本でした。奄美は大和と琉球の淵というところから僕が感じていた二重の周縁性を指摘している論者もいたし,そもそも「奄美」は主体たり得るのかという問題提起もあった。確かに,「奄美」がどこを指すのかはときに曖昧であり,群島南端の与論島と奄美大島では,大和及び琉球との距離感はだいぶ違うんだろう。そして何より,シマンチュにとって,「シマ」=集落という基本的な事実に気づかせてくれたことは大きい。おそらく,奄美群島全体どころか,奄美大島単体としても,主体意識を醸成するだけの時間を与えられることなく,次々と現れる他者に振り回されてきたのではなかろうか。「奄美」は常に,他者の行為の「客体」として規定されてきたのかもしれない。僕がこのタイミングで奄美に行くことになった問題の根は,予想以上に深い予感がする。

Posted by ブクログ

2007/12/16

研究のために図書館で借りたら、面白くて即買いした。内容はバラエティに富んでいて、様々な視点から奄美を見れた。奄美人としてためになった一冊。

Posted by ブクログ

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