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梅田地下オデッセイ ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1981/02/10 |
JAN | 9784150301262 |
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梅田地下オデッセイ
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梅田地下オデッセイ
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
少し前に読んだ福田和代さんの「東京ダンジョン」の解説で紹介されていたので読んでみました。 この本はもう絶版なので図書館で借りるか、オムニバスの「大阪ラビリンス」で読むかですかね。 ハードSFとのことなので万人向けではないかも。 石原藤夫さんの80ページにわたる図入りの解説?は一...
少し前に読んだ福田和代さんの「東京ダンジョン」の解説で紹介されていたので読んでみました。 この本はもう絶版なので図書館で借りるか、オムニバスの「大阪ラビリンス」で読むかですかね。 ハードSFとのことなので万人向けではないかも。 石原藤夫さんの80ページにわたる図入りの解説?は一つの作品を成しています。 タイトル作品以外は全て宇宙での話なので、地下街との接点は閉鎖空間ということなのかな。 不気味さの観点では東京ダンジョンより怖かった。
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石原博士の60ページにわたる解説が熱い(解説のほうが面白いかもしれない)。著者は多忙なエンジニアで会社員生活の傍らの創作。名作とされる表題作も新婚旅行期間の執筆だそう。定年退職後の活動は期待できるだろうか╱現在理系で一番儲けている金融工学は「賢い者は大きな責任を任され大きな失敗を...
石原博士の60ページにわたる解説が熱い(解説のほうが面白いかもしれない)。著者は多忙なエンジニアで会社員生活の傍らの創作。名作とされる表題作も新婚旅行期間の執筆だそう。定年退職後の活動は期待できるだろうか╱現在理系で一番儲けている金融工学は「賢い者は大きな責任を任され大きな失敗をする」リスクがある。ゲーム産業とともにSFは未来をシミュレーションすると思う。/人体と社会という二つの超巨大複雑オブジェクト。宇宙、深海(深地下も)という二つのフロンティアを開拓する未来テクノロジーの果て。未来の変貌を垣間見る思いのする本作品群のようなハードSF(小説)の市場は(物理法則を無視した荒唐無稽な魔法世界、転生異世界)ファンタジーに比較して少ないのが残念/映画化されんと話題にならん╱ノンフィクションライターは文系が多い。立花隆程度で理系知識に詳しいと言ってもねえ?
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北野勇作の「ウニバーサルスタジオ」を読みかけてたら、「梅田地下オデッセイ」の名前が出てきて、そのとたん、何年も前にNHKのラジオドラマを聞いたことが、ぱっと記憶によみがえりました。不気味な嬰児を抱いて、封鎖された梅田の地下街を歩く男の話。あれ、最後は結局どうなったんだろう・・・ ...
北野勇作の「ウニバーサルスタジオ」を読みかけてたら、「梅田地下オデッセイ」の名前が出てきて、そのとたん、何年も前にNHKのラジオドラマを聞いたことが、ぱっと記憶によみがえりました。不気味な嬰児を抱いて、封鎖された梅田の地下街を歩く男の話。あれ、最後は結局どうなったんだろう・・・ 気になり出して調べてみると、すでに絶版になっており、図書館で取り寄せてもらったんですが・・・こんな本格ハードSFの短編集とは知らんかった。いきなり解説に「ハードSFのわからんやつは読むな!」みたいなことが書かれててビビりましたが、むずかしい理論とかよくわかんなくても、けっこう面白く読めましたよ。とか言うとハードSFの人は怒るかもしれないけど。 古典ホラー「猿の手」から題をとった「宇宙猿の手」は、宇宙に浮かぶ切り落とされた手のイメージも鮮烈だし、望む結果があたえられる世界を選ぶために、情報量の少ない世界に移行していく、という逆説が面白い。人類が未来世界へのワープをくりかえすことで、未来を貧しくしていってしまう、という「熱の檻」も、印象に残りました。 そして、数十年ぶりに結末を知った「梅田地下オデッセイ」。そういう話だったのか・・・とても満足です。
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