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顰蹙文学カフェ 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/06/15 |
JAN | 9784062769549 |
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
高橋源一郎と山田詠美が、五人のゲストを招いて、文学談義をくり広げている本です。ゲストとして登場するのは、島田雅彦、中原昌也、車谷長吉、古井由吉、瀬戸内寂聴です。 「「顰蹙」を買えたら、作家は一人前」という考えが打ち出され、若い世代の作家たちに発破をかけるとともに、著者たちよりも...
高橋源一郎と山田詠美が、五人のゲストを招いて、文学談義をくり広げている本です。ゲストとして登場するのは、島田雅彦、中原昌也、車谷長吉、古井由吉、瀬戸内寂聴です。 「「顰蹙」を買えたら、作家は一人前」という考えが打ち出され、若い世代の作家たちに発破をかけるとともに、著者たちよりも上の世代でなおも精力的に創作にとり組んでいる作家にエールを送っています。 文壇の権威からはずれたところに立っていることを標榜する著者たちですが、高橋は後進の作品について好意的な評価をさまざまな機会を見つけておこなっており、山田も芥川賞の選考委員を真摯に務めていることで知られており、皮肉でもなんでもなく、二人とも文壇の権威として果たすべき役割をじゅうぶんに果たしているという印象をもっています。本書でゲストを招いておこなわれる鼎談でも、「文学」の正統なおもしろさをまっすぐに読者に伝えようとする二人の熱意が伝わってきました。と書くと、やっぱり皮肉のようになってしまうのですが、たのしんで読むことができました。 それはさておいて、高橋の小説は好きなのに、彼が好きだと語るものはどうしても好きになれないというのは、いったいなんなのだろうと毎度のことながら感じています。
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なんか力みが抜けるというか、自然体の文学観というのかな。個人的に共感できるところの多い文学観を持っている二人(高橋源一郎と山田詠美)とゲストの人による文学談義。山田詠美さんは読んだことがなかったので興味をもちました。いろんな作家がいていろんな事考えてて。それが硬い感じじゃないのが...
なんか力みが抜けるというか、自然体の文学観というのかな。個人的に共感できるところの多い文学観を持っている二人(高橋源一郎と山田詠美)とゲストの人による文学談義。山田詠美さんは読んだことがなかったので興味をもちました。いろんな作家がいていろんな事考えてて。それが硬い感じじゃないのが良かった。可能性を模索するってやっぱ面白いなっていう。後、小説好きなんだなぁっていう。書くこと、読むことに対する想いがひしひしと伝わってきて気持よかったです。
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買った。電車乗った。読んだ。着いた。切符なくした。帰った。本棚に投げた。切符落ちてきた。 誰もが想定内のことしか言わない中で、古井由吉はさすが。
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