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古代文化の探究 講談社学術文庫100
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古代文化の探究 講談社学術文庫100

上田正昭(著者)

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古代文化の探究 講談社学術文庫100

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1990/11/10
JAN 9784061581005

古代文化の探究

¥330

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2022/09/21

さまざまな雑誌などに発表された著者の論考やエッセイを収録しています。 あつかわれている内容はさまざまで、記紀神話で語られている古代史の個別的なテーマについて論じたものもあれば、沖縄や京都の歴史を振り返りつつ、これらの地域に伝わる文化が現在直面している問題と、その解決に向けての展...

さまざまな雑誌などに発表された著者の論考やエッセイを収録しています。 あつかわれている内容はさまざまで、記紀神話で語られている古代史の個別的なテーマについて論じたものもあれば、沖縄や京都の歴史を振り返りつつ、これらの地域に伝わる文化が現在直面している問題と、その解決に向けての展望を論じたエッセイもあります。とはいえ、多くの論考においては、中央からのまなざしで日本の歴史と文化を捉えることの一面性を批判し、地方や国外などの複数の視点から日本の古代史を見なおすべきであるという著者の考えが提示されているように思います。 また巻末には、付論として「吉田兼倶」という論考が収められています。なにが彼を唯一神道を確立へと動かしていったのかという問いは、常識的な思考の枠組みでは理解しがたいものがあります。後世の人びとは、兼倶を山師であると批判しましたが、著者は「兼倶を愚者・賢者のものさしで計ることは、的を射たものではなかろう」といい、彼を神道理論家としてではなく、むしろ激しい宗教的情熱の持ち主として理解し、その情熱に捕らえられたことで、彼にとって「幻想は現実となり、仮説も史実と信じられたのではないか」と述べています。

Posted by ブクログ