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道元と世阿弥
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1994/09/01 |
JAN | 9784000014632 |
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道元と世阿弥
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日本の中世文学の専門家である著者が、道元および世阿弥について論じた論文を収録しています。 著者は、和歌や連歌に見られる「幽玄」と、『平家物語』などの軍記物語に見られる「非幽玄」という対立する価値観の統一として「中世的なもの」を理解することができるという考えかたを提出し、兼好の『...
日本の中世文学の専門家である著者が、道元および世阿弥について論じた論文を収録しています。 著者は、和歌や連歌に見られる「幽玄」と、『平家物語』などの軍記物語に見られる「非幽玄」という対立する価値観の統一として「中世的なもの」を理解することができるという考えかたを提出し、兼好の『徒然草』に代表される随筆作品にその典型的な表現が見られると主張します。そのうえで、こうした「中世的なもの」の源流を道元の禅の立場に求めるとともに、その展開のありかたを世阿弥の能芸論のうちに見ようとしています。 著者は、道元の文体について文学的な観点からの評価をおこなっています。道元は、四六駢儷体のような整った文体をしりぞけ、「思ふままの理」を自由に表現する文体を創造したと著者はいいます。さらにこのことは、『正法眼蔵』が示す仏道の正伝の内容に通じており、道元が思想においても文学的表現においても「中世的なもの」の源流に位置づけられるという主張をおこなっています。 また世阿弥にかんしては、著者は「離見の見」についてくり返し考察をおこなっています。とくに、演者と観客の双方の視点に立つその思想が、世阿弥能に特有の「主体性」をあらわしているということが論じられています。
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