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台風の島に生きる 石垣島の先覚者・岩崎卓爾の生涯
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台風の島に生きる 石垣島の先覚者・岩崎卓爾の生涯

谷真介(著者)

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台風の島に生きる 石垣島の先覚者・岩崎卓爾の生涯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 1982/11/01
JAN 9784038505607

台風の島に生きる 石垣島の先覚者・岩崎卓爾の生涯

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2017/10/16

伝記(日本人) 新政府の時代に入った明治2年、仙台の旧藩士の家の跡取りとして生まれた岩崎卓爾が、自分の生きる道を石垣島の気象研究に捧げた一生をえがいたノンフィクション作品。 武士としての未来はなかったものの跡取りであった卓爾は、22歳の時両親に何の相談もなく学校をやめ失踪してしま...

伝記(日本人) 新政府の時代に入った明治2年、仙台の旧藩士の家の跡取りとして生まれた岩崎卓爾が、自分の生きる道を石垣島の気象研究に捧げた一生をえがいたノンフィクション作品。 武士としての未来はなかったものの跡取りであった卓爾は、22歳の時両親に何の相談もなく学校をやめ失踪してしまう。北海道の札幌測候所の気象観測手を5年でやめ、新しく設置された石垣島の測候所へ赴任するため中央気象台へ再入所する。 石垣島は、琉球王朝から続く人頭税の悪習が未だ残る貧しく虐げられた土地であった。卓爾は石垣島ならではの文化や自然を先入観なしに研究し、その価値を見いだし広めてゆく。初めは本土の人間として認めてもらえなかったが、島民のために研究する姿が次第に受入れられるようになる。 結婚し7人の子どもをもうけたものの、家族は仙台へ戻し自らは退所した後も石垣島で一人でくらし、その生涯を終えた。自分のためではなくひとえに自然や人々のために研究を行い、同時代の民俗学者や後進の研究者などへの助言や引き継ぎなども熱心に行った。 石垣島という日本の中でも異文化をもつ地方の歴史的背景が書かれており視野を広げることが出来る。また、明治初期という武家が生き方を変えなければならない時代に自らの力で目標を見つけて生きぬいた人物の気迫が伝わってくる。何分出版が古いのでこれを子どもに手渡すのは至難の業か。 ジブリでも映画化してくれないかな。

Posted by ブクログ

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