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アジア太平洋戦争 斃 コレクション 戦争と文学8
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2011/06/03 |
JAN | 9784081570089 |
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アジア太平洋戦争 斃
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ第1回の配本である。収録作品は川端康成、三島由紀夫、太宰治等々名作ぞろいだ。太平洋戦争開戦当初の華々しい戦果や東亜開放に沸き立つ思いから、地獄のような南洋諸島最前線で戦う兵士たちの話までが収められている。編者も書いているが、これはあくまでも文学の書であるので、思想背景は全く関係ない。純粋に優れた文学作品を掲載してある。どの作品もその情景や登場人物の気持ちが身近に感じられるものばかりだ。なかでも「テニアンの末日」中山義秀や「夜光虫」蓮見圭一が良かった。この全集はこれからも8.15や沖縄戦、ベトナム戦争や架空の戦争など次々と刊行される予定である。
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野間宏著『バターン白昼の戦』、火野葦平著『異民族』、中山義秀著『テニヤンの末日』、梅崎春生著『ルネタの市民兵』、大城立裕著『亀甲墓』は重量感たっぷりの戦場の雰囲気を活写していて、その悲惨さが悲しい。島尾敏雄著『出発は遂に訪れず』は特攻作戦で死を覚悟した作者が、敗戦によってとにかく...
野間宏著『バターン白昼の戦』、火野葦平著『異民族』、中山義秀著『テニヤンの末日』、梅崎春生著『ルネタの市民兵』、大城立裕著『亀甲墓』は重量感たっぷりの戦場の雰囲気を活写していて、その悲惨さが悲しい。島尾敏雄著『出発は遂に訪れず』は特攻作戦で死を覚悟した作者が、敗戦によってとにかく生き伸びたことを知ったときの心の動きが生々しい。多くの秀作のなかで際立っていたのが、三島由紀夫著『英霊の声』である。三島氏は二・二六事件への天皇の激怒や敗戦後の”人間宣言”に絶望した。「などてすめろぎは人間となりたまいし」は強烈。
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「戦争文学」というジャンルの括りにたいして、いまもって抵抗が拭い去れない。 それは、悲惨な過去から目を背けようとする現実逃避というよりは、そうしたジャンルに依拠することがむしろ思考停止につながってしまうのではないかという危惧による。 しかし、今回『ヒロシマ・ナガサキ』に続き、読...
「戦争文学」というジャンルの括りにたいして、いまもって抵抗が拭い去れない。 それは、悲惨な過去から目を背けようとする現実逃避というよりは、そうしたジャンルに依拠することがむしろ思考停止につながってしまうのではないかという危惧による。 しかし、今回『ヒロシマ・ナガサキ』に続き、読み終えてみると、あらためて気付かされることも多かった。 この巻でいえば、それまで「十二月八日」をあまり意識していなかったのだが、この日付は「八月六日」「八月九日」「八月十五日」とともにあわせて、戦争を語るときに鍵となるのだとよく分かった。 ふたたび、その視点で他の作品を読み返してみよう。
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