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朽ちるインフラ
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朽ちるインフラ

根本祐二【著】

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朽ちるインフラ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2011/05/26
JAN 9784532354596

朽ちるインフラ

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商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2023/10/11

高度成長期ー特に東京オリンピックの時代に建設された公共施設などのインフラ(建造物、上下水道など)の更新が、2010年代後半から求められ始めている。 しかし、公共投資は年々減少しており、その中で更新しなければならないというのが現実だ。つまり、「限られる財源を用いて、社会資本を適切...

高度成長期ー特に東京オリンピックの時代に建設された公共施設などのインフラ(建造物、上下水道など)の更新が、2010年代後半から求められ始めている。 しかし、公共投資は年々減少しており、その中で更新しなければならないというのが現実だ。つまり、「限られる財源を用いて、社会資本を適切に維持・更新しなければならない」のである。 そこで重要視されるのが、公共施設の更新費用や利用率などを数字として顕在化させることだったり、PPPやPFIという手法を用いることにある。 現状を客観的に把握することで自治体や民間がやるべきことが見え、それに対してPPPやPFIを用いて対処する。 それが、これからの日本や各都市において必要とされることである。

Posted by ブクログ

2016/01/10

少子高齢化で使用可能な予算が減少する中、今後加速度的に過去のインフラに対する維持更新投資が必要になってくるという危機感およびそのための処方箋を提言した名著。危機感とともに、問題の先送り・見て見ぬふりに対する筆者の静かな怒りも伝わってくる。 公民館や図書館など、「必要か?」と問わ...

少子高齢化で使用可能な予算が減少する中、今後加速度的に過去のインフラに対する維持更新投資が必要になってくるという危機感およびそのための処方箋を提言した名著。危機感とともに、問題の先送り・見て見ぬふりに対する筆者の静かな怒りも伝わってくる。 公民館や図書館など、「必要か?」と問われれば必要と答えるだろう。「欲しいか?」と問われれば「欲しい」と答えるだろう。だが「学校の耐震工事を犠牲にしてでも必要か?」と問われたらどうする? 公民館はほとんどが一部のサークル活動に使用されるのみ。パブリックオピニオンを募集すれば「賛成派」は高らかに必要性を訴え、「特に欲しくない派」は沈黙するのみ。 図書館も、私自身もちろん必要だと思うし活発に利用しているが、本の貸出1件に1000円掛かる(総費用を貸出件数で割る)という実態を聞けば、少なくとも現状維持ではなく、予算を削減し他の安心安全に関わる案件にリソースを回してほしいと思う。 結局のところ、「私でない誰かが負担している」(P.176)という公共投資にありがちな錯覚が問題の矮小化を引き起こしてしまう。 いま団塊世代が引退して行っているが、これまで日々事業に携わり財務書類もよく理解できるこの引退企業戦士の知恵を活用するという案は面白い。聖域主義をとらない・予算配分だけでなく効率UPや先端技術などの知恵も資源として活用できる等々。 なお、お役所では貸借対照表や損益計算書の概念がないというのは最近知った驚きの事実。現金主義、いわばキャッシュフロー計算書しかないようなものらしく、それでどうやって投資判断を行っているのか、びっくり・・・

Posted by ブクログ

2015/06/13

公共施設やインフラの老朽化に警鐘をならした書として、意義の大きい本である。最初の未来予測のシナリオは流石に少しオーバーな気はしたが、公共施設やインフラの老朽化が将来の日本にとって大きなリスクになるという問題意識には強く共感した。 施設仕分け(統廃合)や公共施設の多機能化といった具...

公共施設やインフラの老朽化に警鐘をならした書として、意義の大きい本である。最初の未来予測のシナリオは流石に少しオーバーな気はしたが、公共施設やインフラの老朽化が将来の日本にとって大きなリスクになるという問題意識には強く共感した。 施設仕分け(統廃合)や公共施設の多機能化といった具体的な処方箋についても方向性として間違っていないと思う。 現在、本書の発刊もきっかけとして、国・地方自治体あげて公共施設・インフラの老朽化対策への取組みが始まっているが、本書で指摘されているように、公共施設マネジメント白書等による「見える化」によっていかに住民を納得させ、本書で示されたような処方箋を実行できるかが問われていると思う。

Posted by ブクログ

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